「10oz denim shirt」のプリントネームをデザインする(不滅インキでスタンプ)

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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

今年の猛暑の夏場でも、根性で着用テストを繰り返し…ようやく、完成が見えてきました。

オリジナルの、長袖のデニムシャツ。

シルエット、襟の形、縫製仕様、ボタンなどの副資材に到るまで、ディテール修正を繰り返してきました。

デニムジャケットよりもフォーマルに。

デニムシャツよりもカジュアルに。

アーカイブ衣料の常識に縛られず、オリジナルで仕立てた「日常使いに、ちょうど良い」長袖のデニムシャツです。

何よりこだわったのはデニム生地のセレクト。

10ozという、この手のシャツには滅多に使われないオンスのデニムをピックアップ。

だいたい、デニムシャツ(ウエスタンシャツ)は6.5~ 8ozのデニムが、

デニムジャケットは12~14ozのデニムが使われることが多い訳で。

このシャツの特徴はこの10oz デニムの、独特の着心地にあり。

ということで、このシャツの名前は、そのまま「10oz denim shirt」としました。

この詳細はまた後日、お伝えするとして。

本日は、そのネームの制作作業の一端をお見せしようと思います。

目次

10oz denim shirtのネームは「スタンプネーム」で制作する

ネーム・デザイン

さて、ネームですが、

すでにシャツ向けのレーヨンの織りネームは出来ています。

デニムシャツの織りネーム

2019-06-05

この横長の織りネームはあくまでもブランドネームなので、このネームとのバランスを考えつつ、「10oz denim shirt」の特徴を表した専用のネームを追加します。

私のイメージとしては、文字のみのデザインで、このシャツの雰囲気を表したい。

という訳で、こんな感じに。

タイプライターのフォント+筆記体フォントをバランスよく配置し、フォーマル&ベーシックな雰囲気を持たせて見ました。

スタンプを制作する

さて、このデザインで、どのようにネームを作るか?ですが。

半袖デニムシャツ用に、プリントネームを作りました。

プリントネームを作ってみる。

2019-06-06

↑これは凸版の1色刷りのネームでした。

今回は、もう少し経年変化が分かりやすく楽しめるような仕様にしたいと思い、制作したのがこちら。

スタンプです。

今回のネームは、その上に配置するレーヨンの織りネームとの対比を楽しむため、コットン素材の上に、先に制作したデザインを“スタンプ”するスタンプネームで進めることに決めました。

以前、革パッチ用のスタンプを作ったことがあるのですが、

革パッチにスタンプする

【Movie】『Cherokee(チェロキー)』の革パッチにスタンプする。

2018-01-05

このスタンプ本体のアクリルが実に美しいですね…

不滅インキが使える黒ゴムで制作しています。

不滅インキであれば、そう簡単に退色することはありませんが、凸版印刷と比べると堅牢度が下がるため、着用を繰り返すことでカスれて薄くなっていきます。

イメージとしては、ミリタリー品に付いている布パッチのような感じ。

これを、コットンローンに自らスタンプする形で、ネームを制作して行きます。

【まとめ】自己満足半端ない、スタンプネームの魅力

という訳で、本日は「10oz denim shirt」のネームのお話でした。

このスタンプを使ってネーム制作する様子は近日、お伝えできればと思いますが、私がこれまで作ってきたネームの種類の中で、このスタンプネームが一番気に入っています。

デザインの楽しみ。

スタンプの出来上がりを待つ楽しみ。

スタンプが出来上がった時の感動。

インクをつけて押す時の、失敗できない緊張感。

うまく押せた時の達成感。

何より、ネームとしての雰囲気のカッコよさ。

まぁ、作る側の自己満足ではありますが…、

また機会があれば、積極的に採用してみたいと思います。

 

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本日もご一読、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。