こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
今、ジーンズブランド各社が出している「古着加工モデル」のジーンズの中でも、頭一つ飛び抜けたクオリティを実現し、「加工モデル」としてのブランディングにも成功しているのがウエアハウスの「2nd hand」、通称「セコハン」シリーズ。
もはやヴィンテージの古着と全く見分けがつかないレベルのこの加工技術は、もはや究極。古着の再現のほぼ頂点に達したと言っても過言では無いでしょう。
その加工の秘密が、ついに明らかに。
目次
ウエアハウス 古着加工モデル「セコハンシリーズ」
究極の加工クオリティ
この写真、古着じゃ無いんですよ。
セコハンです…エグいクオリティです。
ジーンズづくりへのなみなみならぬコダワリを持つ同社ですから、加工に関しても研究を重ね、他社を圧倒する技術を手に入れたことは不思議ではありません。
でも、一体どうやって、現場でこの究極の加工を行なっているのか?…気になっていました。
その答えが突然に!!
2018年11月号のヘイルメリーマガジン(HailMary Magazine)の誌面で「セコハンシリーズの加工の秘密を探る」と題し、かなり詳細に書かれていて驚い次第。
ヘイルメリーに掲載!セコハンの古着の表現を支えるのは「レーザー」
このびっくりな詳細が掲載されているのは、こちら↓
ここ最近のデニム特集としては、ピカイチの誌面を作り上げた「ヘイルメリーマガジン」。
この特集の中で、特にウエアハウスの制作に関する詳細が語られていたのですが、その中にも加工モデル(セコハン)も詳細記事が・・・
なんと、セコハンシリーズには、レーザー加工技術が使われている、と。
詳しい話はヘイルメリーの誌面を読んでいただくとして(本当に素晴らしい誌面ですから、マストバイ)、内容をかいつまんで言うと、
セコハンは通常のジーンズの古着加工で行われる、
1)やすりがけを行う要領でジーンズにダメージを与えていくシェービング加工。
2)細かい砂を吹き付けてアタリを出していくサンドブラスト加工。
3)軽石などと一緒に洗濯して全体を色落ちさせるストーンウォッシュ。
これらを行いつつ…
理想のヴィンテージの色落ちをデータ化して、腰のヒゲや膝裏のハチノスのアタリ、モモの縦落ち感などをレーザー加工で再現する工程を行なっているとのことでした。
これらの新旧の技術を応用・かけ合わせる「ハイブリッド式加工技術」により、あの穿きこまれたヴィンテージのリアルな濃淡のある表現が出来るようになったとか。
そのための試作を繰り返し、今のレベルの表現を手に入れたのは流石のウエアハウス。
もちろん、加工されるベースモデルは、同社が創業から20年に渡る試行錯誤の末にたどり着いた、ヴィンテージを忠実に再現したウエアハウスのリジッドモデル。
それがあってこその、このハイブリッド式加工技術。
完成した品はヴィンテージと見分けがつかないレベルまでに。
ジーンズのレーザー加工とは?

以前、「リーバイスがレーザーでエイジング(古着)加工する「Project FLX」を導入するニュースを聞いて、思うこと。」として、記事にしたことがあります。
↓↓↓
要はレーザー刻印と同じ要領で、レーザーを照射してジーンズの表面を焼き付けて細かいダメージを与えていく手法。
このメリットは、データ通りの「全く同じ加工」が出来ることが特徴です。
すでにこの加工を導入しているのはリーバイスだけでなく、ユニクロも。
そういう企業が導入している先端の加工技術を、ウエアハウスが導入し、独自の進化を遂げているあたり、胸熱なものがあります。
これほどの向上心を今も持つアメカジブランド、他に無いのでは、と。
【まとめ】ウエアハウス
私はリーバイスの話を聞いたときに「レーザーによる加工なんて、邪道だ!」と言う気持ちが強かったのですが、今回のヘイルメリーの記事でウエアハウスが導入していることを聞き…
まず、あの加工がレーザーで実現されていた事に驚き。
何よりあのウエアハウスが、レーザー加工を導入していた事に驚き。
正直、最近は多くのアメカジブランドが新しいチャレンジが出来ず、面白みの無い商品ばかりになっていることを悲しく思っていましたが・・・
本当に良いものを作るために、新しい技術も積極的に取り入れようとするウエアハウスの姿勢に感銘。
勉強させてもらいました。
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
コメントを残す