「アジアのテキスタイルは実に面白い。」ということでチェンマイ・カレン族の村を訪れたけど。

タイ・チェンマイ
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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

モノづくりフェチの私。

今私が興味を惹かれているのがテキスタイル(生地)。

特に、アジアの伝統的な手作りのテキスタイルの歴史と、そのデザインセンスに驚きと感銘を受けている今日この頃。

最近手に入れたこの本が、まぁすごくって。

Lao-Tai Textiles(テキスタイル書籍)

この書籍の詳細に関してはまた後日、お伝えしますが、

知れば知るほど、アジアのテキスタイルはネイティブアメリカンの織物(ラグなど)にも通じる深みがあり、人類が潜在的に持つ「モノづくり」の才能をそのまま映し出す芸術品であることがわかります。

で、先日まで仕事でタイの第二の都市、チェンマイに行ってました。

チェンマイって、タイの中でもテキスタイルが有名な街。

3年ぶりのチェンマイでしたが、随分と進化してた。

タイ・チェンマイ

今、私が一番住みたい街、チェンマイ。

ここはロングステイするには、今や世界一の場所かも知れません。

タイ・チェンマイ

仕事の合間に、お寺を巡ったり、古物商の店を回ったり、自分の好きな時間を過ごす。

そんな中、ちょっと遠出をして、とある部族の村へのツアーに参加。

タイ・チェンマイ

カレン族という、数多くあるタイの部族のうちの一つの村。

カレン・シルバーという銀細工で有名な部族だったりするんですが、私が連れて行かれた先は観光地化された村。

村全体が、完全な見世物小屋化&おみやげ屋さん化してる。

タイ・チェンマイ

私が来たかったのは、観光向けに作られた場所ではないのですが・・・調査不足でこんなところに来ちゃった。

とはいえ、興味深いのは、どの家の軒先でも手織りで生地を作っていたこと。

おお、やっぱりチェンマイだからか。

あ、ちなみにこの村、いわゆる「首長族」の村です。

タイ・チェンマイ

家の軒先で、首長族の方々が実際に機織りしてます。

水道管の切れ端を使った、手作りの器具で。。。

「みんな、私のこと(長い首)を写真撮るのに、あなたは何故私の手仕事を見てるの?」と言われてしまいました。

私はスミマセン…あなたの首には興味がないのです。その手仕事(機織り)の様子を見たいの。

シンプルな織り方ながら、器用に模様を入れていく様子を見るのは楽しかったですが、そこまでの職人的なスペシャル感はありませんでした。

今度は違うところも見に行きたいなぁ。

同じチェンマイで、伝統的なテキスタイル製作体験を数日間の合宿形式でできる場所もあるそうです。(→STUDIO MAENNA

インディゴ染め、織り、刺繍など、テキスタイルのことすべてを、自然の中で教わるワークショップ。

仕事の休みががっつり取れれば、これに是非参加したいなぁ。

タイ・チェンマイ

古物商で見かける様々な部族のアンティークの手作りテキスタイルに触れ、心揺さぶられる日々。

それを見て、魅力的なモノづくりってなんだろうか?

とよく考えます。

 

印象に残るモノづくりって、手紙を書く作業に似ているような気がします。

書いた(作った)本人は、そこそこの期間が過ぎれば忘れちゃうけど、

もらった本人はいつまでも覚えてる…そんな感じ。

 

知らない人からもらう手紙は印象に残らないけど、

知っている人からもらう手紙は記憶に残る…そんな感じ。

 

つまり、どういう形のモノづくりであれ、

相互の顔(作り手・貰い手)が見えた状態でのモノづくり、というのが「究極」なのかも知れません。

 

テキスタイル製作でそういう状況が発生することはほぼありませんが、それでもアジアの伝統的な手作りのテキスタイルには、そういう「相手への気持ち」が乗っかった純朴な作品が実に多く、それが私を魅了するのです。

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本日もご一読、ありがとうございました。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。