こんにちは、インディです。
このブログを立ち上げた目的、それは「自分が想う最高のジーンズを創りたい」を実現することと、その過程を記録しシェアすることです。
オリジナルジーンズ、時間がかかりそうということで、先日は先に赤タブ作りから手をつけました。
↓ コレ ↓
この企画を進めるにあたり(すごくマイペースですけど…)、これから、生地・シルエット・縫製・副資材等のパーツなど、より詳細を詰めて行くのですが、
私自身、どんなジーンズが好きか?
どんなジーンズが欲しいか?
履きたいか?
これらを改めて考え、企画するジーンズの大枠のコンセプトを固めていきたいと思います。
目次
オリジナルジーンズのコンセプトを考える
大きく目指すところで言えば、
・長く履ける品であること(耐久性と、飽きないシルエットやディティール)
・長く履いた結果、素晴らしい色落ちを見せること(履いた人の生活が映し出される生地の選定)
人それぞれジーンズの好みは違うでしょうが、私は「早く色落ちがしやすいように」作られたジーンズがあまり好きではありません。
あえて芯を多めに残して表面だけをインディゴ染めしてある糸を使用したデニム生地のものですね。週末に1年ほどで履き込むだけで、ガッツリ色落ちしているレベルのものです。
そんな1年ほどで色落ちが完成してしまうようなものではなく、2年3年としっかり時間をかけて履きこんだ結果、
その年月の思い出とともに、生活スタイルが色落ちに刻み込まれ相棒、そんなジーンズを目指したいのです。

色落ちを「作る」ことを目的に履き、1年くらいで色落ちさせて「はい、これはここで完成」と言って次のジーンズを買うのではなく、色落ちしてからも愛着があり、ずっと履いていたくなるジーンズ。
そういうデニム生地を選ぶ予定ですから、“長く履くこと”を前提にするので、
作りの耐久性は当然のことながら、シルエットやディティールがトレンドやトップスを選ばないものにしていきます。
この考えを元に、さらに深掘りしていきます。
大枠のコンセプトを、少しずつ深掘りしてみる
1)トレンドやトップスを選ばない、長く履けるシルエット
時代に左右されない、基本に忠実なストレートライン(若干のテーパード)を狙っていきます。
股上などのバランスで言えば、好みとしてはリーバイスの501タイプよりも、Leeの101タイプです。
若干股上やヒップ周りは、サンプルを見ながら調整すると思います。
2)トレンドやトップスを選ばない、奇をてらい過ぎないディティール
シルエットが普遍的なものであっても、バックシンチやポケットの形状、飾りステッチなど・・・色々と「自己主張」するディティールを、意味もなく盛り込みすぎると、早く飽きることでしょう。
それでは長く履ける相棒にはなりませんから、オリジナリティを出したい部分と全体のバランスには常に気をつける必要があります。
3)13ozから14.5oz前後のデニム生地
長く履くことを前提にするので、「履きにくい」「履いていて不快」なものにしたくありません。気がつけばいつも履いている、というような相棒にしたいのです。
最近のアメカジ業界の世界的トレンドであるヘビーオンスデニムを使用したジーンズは、色落ちの期待感はあるかもしれませんが、当然ゴワゴワして履きやすくありません。
動きやすさ・履きやすさを犠牲にしない、もともと労働着であった時代のジーンズの13から14.5ozのデニム生地を選んで使いたいと思います。(昔は12ozぐらいだったらしいですね。)
フルカウントさんのデニムは13.75ozなので、このあたりです。

「長く履け、良い色落ちを見せるカッコいいジーンズ」と表現するとありきたりですけど、アプローチとしてはそんな風に考えています。
そんなことですから、過去の大手ブランドのアーカイブを再現するための時代考証は気にしません。
見た目・履きやすさ・色落ちのかっこよさに繋がるディティール、長く履き潰した姿を想定した縫製、パーツ類に、出来る限りこだわっていきたいと思います。

他の衣類などを参考にしながら「この方がかっこいい」「この方が履きやすい」という私なりの”遊び心”を加えていく予定です。
普遍的なものを目指すあまり、遊び心を加えないのであれば、ウエアハウスとか買っておけばいいんじゃない? ってなりますからね。
長くなりますので、続きは次回にいたします。
本日もご訪問、ありがとうございました。
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