こんにちは、インディです。
世間一般に言う「ブラックジーンズ」は、縦糸も横糸も、芯まで黒に染められた糸で織られた生地を使っています。
だから、履き込むことでグレーっぽくなりますが、ヴィンテージのジーンズのように白く縦落ちはしません。
そんな中、1990年代後半に
「もしヴィンテージジーンズのように、芯まで染めていない黒の縦糸を使い、横糸は白を使ったブラックジーンズの場合、どんな経年変化を見せるか?」
ということで、数ブランドがチャレンジングなブラックジーンズを作って販売していました。
そのうちの一つがDENIME(ドゥニーム)です。
ヴィンテージジーンズと同じアプローチで作られた、ブラックジーンズ。
色落ちに夢があるではないですか!?
そんな夢を求めて履き続けた私物のDENIME(ドゥニーム) 66 ブラックを今日は見ていきましょう。
目次
DENIME(ドゥニーム) 66 ブラック 履き込みレポート
履きこみ期間3年。 洗濯回数は10回ほど。
まずは全体の様子。
フロント
66ということで、細身のモデルになります。
全体的に色落ちが進行しています。
バック
ポケットは小さめ。
膝裏のハチノスがうっすら出ています。
捻れの強い生地
それにしても、すごい生地の捻れ。
サイドの切り返しが、前まで来てしまっています。
耳の跡。そこそこといったところですね。
メリハリはインディゴブルーより劣るか。
肝心の生地ですが、元々はかなりザラ感の強い生地でした。
それもあり、3年履き込んだ結果、強い点落ちが随所に見られます。
セルビッチのデニム生地と同じアプローチで作られた生地なので、黒い糸が色落ちして白い糸の部分が見えており、確かにヴィンテージのジーンズと同じような色落ちを見せています。
このあたりはメーカーの意図通りの色落ちなのでしょうが、、、
想像していたのよりも、メリハリが少ないなぁ。
黒と白の方が色味的にハッキリ対比するので、インディゴブルーよりも色落ちが目立つのかと思いきや、全体的にブラックの染料も落ち、グレーぽくなってしまっているのが要因と思われます。
きっと経糸の黒の染め方を浅くしていたのでしょうね。
DENIME 66ブラック その他のディティール
黄色耳。
パッカリングが強く出ている巻き縫い部分。
赤タブ。
ボタン。なんかメッキっぽいのが禿げてる。 これはなんだ。。。??
ベルトループは中盛りではなく、平らでした。
紙パッチはよくあるタイプ。
以上、DENIME(ドゥニーム)66ブラックの色落ちレポートでした。
ネットで検索しても、あまりこの手のブラックの色落ちのサンプルを見ることができません。
売っているブランドがあるのかすら私のリサーチ不足で不明ですが、ご参考になれば幸いです。
本日もご一読、誠にありがとうございました。
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