こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
日本生まれのジーンズブランドのエドウインは、比較的大衆的な価格帯のファッションブランドとして幅広い年齢層に認知されていますが、今や世界に誇る日本産ジーンズの歴史を作ってきた企業の一つでもあります。
近年では国産の中でも「岡山・児島」が産地としてブランド化に成功していますが、エドウインのルーツは東日本であり、生産拠点は秋田・青森です。
あまり消費者には地名度がないかも知れませんが、岡山・児島と同じように品質が高いジーンズが縫える縫製工場が秋田・青森にもたくさん集まっているんですよ。
そんな東日本で作るジーンズと、西日本で作るジーンズは、縫製などにも若干癖が違うところもあり、また使われるボタンなどのパーツの規格が違うことも多かったりして・・・それが国産ジーンズの別の意味での面白さでもあります。
さて。
そんなエドウインが、ジーンズの新しいカルチャーを生み出す発信拠点のコンセプトショップとして「EDWIN TOKYO HARAJUKU」をオープンしたのが1年前。
その1周年を記念したジーンズ2種類が登場したのでご紹介しましょう。
目次
EDWIN TOKYO HARAJUKU 1周年記念ジーンズ
記念モデルとして2種類のジーンズがリリースされますが、これが2つとも全くコンセプトの違う物作りで面白い。
一つは価格が50,000円、もう一つは価格が5,000円なのです。まさにピンと、キリ。
Vintage Straight
この「Vintage Straight」は100本限定、スペシャルBOX入りでリリースされる特別モデル。
販売価格:50,000円(税抜)
デニム生地はオーガニックコットンを使用した特別バージョン。
ピュアインディゴ染め。
生地の生産は岡山で、縫製は秋田。
日本のジーンズ産地のいいとこ取りをして作られるジーンズ、ということになります。
ただ、現状ではこれ以上の情報がありません。
このオーガニックコットンの特別デニム、私自身直接手にしていないので実際その風合いがどのようなものなのかも未確認でして・・・
ハイクラスな値段相応のスペックなのか、実物を見て確かめたい一品です。
すジーンズ
呼び方の語呂が悪くて悩ましいこの「すジーンズ」は、要は「素(す)」のジーンズということで、余計な物を全て排除し、究極のシンプルを追求したモデルになっています。
販売価格:5,000円(税抜)
シルエットは定番のレギュラーストレートですが、革ラベル・バックポケットのステッチ・タブも無い、本当にシンプルな一本です。
生地には国産高級デニム生地メーカー「カイハラ」製デニムを使用とのことで、このあたりはユニクロとガチンコなスペックになってきますね。
ジーンズの老舗エドウインが、ハラジュクの1周年記念として出してくる5,000円のジーンズ。
説明文には「ジーンズの価値観を問い直す」とありますが、
実際のところ、「エドウインというブランド価値を問い直す」ためのジーンズだと私は感じています。
これを企画した方もきっと、それを分かってやっているでしょう。
要は、エドウインのアイコンとされていた革パッチもヒップステッチも排除したモデルです。正直、今までそれが「ダサい」と思っていた人も少なからずいるはずです。
原宿というエリアでのこのモデルの売れ行きが良ければ、エドウインのブランディングの次のステップが見えるのかも知れません。
まとめ
今回の2ラインナップはトウキョウ ハラジュクの1周年記念モデルとのことですが、その口実を使ってのある種のテストマーケティング的な限定モデル2種だと感じました。
私としては、気になるのは「すジーンズ」の方かな・・・
ブランドアイコンを廃し、どこまでクオリティを削ぎ込んだ意欲作なのか、気になるところ。
一方、50,000円のVintage Straightは、まだ全体のスペックの情報が無いので何ともいえませんが、
「オーガニックコットン」「ピュアインディゴ」という点をセールストークに打ち出した時点でちょっと心配・・・。
以下、参考までに。
しかし、やはりモノを見て見たいですね〜。
販売はエドウイン トウキョウ ハラジュクのみ。
気になる方はぜひ店頭でご確認ください。
<エドウイン トウキョウ ハラジュク(EDWIN TOKYO HARAJUKU)>
住所:東京都渋谷区神宮前3-18-23
本日もご一読、ありがとうございました。
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