こんにちは、インディです。
今日は私物のエヴィス 2001 No2 の色落ちの細部を見ています。
購入したのは15年以上も前になりますが、フロントポケットに面白いディティールがありましたのでシェアします。
エヴィス 2001 No2 【戎】船場店限定?
履きこみ期間は約3年。
洗濯も相当数しましたが、濃い色がまだまだ残っています。
もともとかなり濃いインディゴで染められており、履いても履いても色落ちしでいかない・・・、そんな印象が強いですね。
いわゆる「手強いジーンズ」でした。
バックスタイル。
通常盤と違うペイントが特徴のこのモデルは、確か直営店の限定だったような、、、記憶が定かではありません。
バックポケットのカモメペイント。
いいスレ具合です。ポケット内側の当て布の跡が色落ちに出ています。
左側のバックポケットには【戎(えびす)】のペイント。
こういうの、外国人ウケいいんですよね。
生地はエヴィスのNo2デニム。
素直な点落ちです(ただ、色落ちまで時間がかかります)。
セルビッチの耳の跡が、くっきり。
紅白耳。
フロントポケットの縫製処理に秘密が?
今回、写真を撮りながら、他のブランドでは見られないディティールがこのエヴィスにあることに気がつきました。
それが、フロントポケットです。
この部分。
写真では見難いですが、このフロントポケットのステッチ部分、ベルトループと同じように、中盛り仕様になっていたのです。
パッカリングの色落ちが、綺麗に出ていますよね?
バックポケットの上部の縫製で同じ仕様をするブランドは数多くあるのですが、フロントポケットでこの仕様はなかなか見ません。
ベルトループに関する記事でも書きましたが、中盛りにすることで、ダメージは負いやすくなるが、色落ちも進行しやすくなる。
この辺りはブランドごとのさじ加減でしょうが、
フロントポケットの中盛り仕様は、面白いと思いました。
その他のディティール
股下リベット。エヴィスの刻印入り。
赤タブは小文字の「evisu」。
オフセットのベルトループ。
革パッチ。元は「えべっさん」デザインのパッチでしたが、すでに見る影なく。
センターボタン。
ベルトループは平均的な中盛り仕様。
エヴィスはキャッチーなカモメペイントが印象深いですが、
ジーンズの作りは王道で、質実剛健そのもの。
一時期B-boy系の間で流行ってしまったこともあり、アンチが多い同ブランドではありますが、
元の作りの良さに加え、新しいスタンダードなジーンズを作ろうとする積極的な動きを見ていても、どこのブランドよりもジーンズの新たな可能性を広げようとしている、そんなブランドであるよに私の目に映ります。
ブランドによって、細かいコダワリが随所に見られるジャパンデニムって、やっぱり面白いです。
本日もご一読、ありがとうございました。
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