こんにちは、インディです。
先日、タイ・バンコクで行われたPRONTO DENIM CARNIVAL 2017。
ここで私が思わずゲットしてしまった、フルカウントの限定ジーンズを、本日は改めてレビューして見たいと思います。
イベント限定のデニム生地の質感がすばらしい一品でした。
目次
イベント限定 PRONTO x フルカウント PFC5DC 1101
全体
フルカウントの1101といえば、定番で展開している若干細身ストレートの品番。
で、この限定モデルはその1101のアレンジ版になります。
細かい縫製に関してはほぼ一緒。
違うのはデニム生地と、細かい装飾類。
存在感のある15.5oz 茶綿デニム
このイベント限定ジーンズの最大の特徴はデニム生地。
イベントのために用意された、15.5ozの若干ヘビーなジンバブエコットンのデニム。
何より、「茶綿」であることが、最大の特徴。
通常の綿花で出来る白いコットンボールと違い、薄茶色をしたコットンボールができる綿花を使って作られた生地で、通常よりもUVカット効果の高い綿花としても知られています。
今のように安定した収穫方法が確立される前は、白い綿花の中に茶綿が少し混ざっていたということで、昔のデニムは今よりも少し茶色っぽい色をしていたと仮説が立てられており、
近年様々なデニムブランドがオリジナル生地に、この茶綿をブレンドしているところが増えてきました。
右側がフルカウントの定番ラインの13.7ozジンバブエコットンの1108。
左側が今回のイベント限定の15.5oz、茶綿ジンバブエの1101。
こうやって並べてみると、その違いがよく分かりますね。
生地の手触りも、かな〜りザラ感の強いデニム生地です。
茶綿ということで、インディゴも少々くすんだ色味をしています。
色落ちがどうなるのか?? 楽しみな一本です。
細かい限定ポイント
ポケットの飾りステッチはイベント限定の水色。
コインポケットにも同じ飾りステッチ(小)が入っています。
革パッチはイベント限定仕様のデザイン。
ボタンフライには通常のフルカウント刻印のある鉄ボタンではなく、ドーナツボタンを採用しています。
ピスネーム(タブ)は濃紺色。
フルカウントでは珍しい仕様・・・ではありますけど、このピスネームはちょっとヤッツケかなぁ。
ありもののレーヨンのリボンをカットして付けただけ、だと思われますね。
質感が、ちょっと「高級すぎる」んです。。。
もっと、薄くて、テロっとした方が、このジーンズの雰囲気に合うんだけどなぁ。
総括
細かいディティールはともかく、この生地のために買う価値がある一本だと思います。
茶綿のデニムに関しては、以前もフルカウントは限定のラインで出しており、評判の高いシリーズでした。(私も持ってるけど、クローゼットに保管したままに・・・)
今や当たり前となったジンバブエコットンを広めたのは間違いなくフルカウント。
そして、今多くのブランドが使い始めている「茶綿」を一般に認識させたのも、おそらくこのフルカウント。
そういう意味では、フルカウントって、作るモノはベーシックですが、そのプロセスはチャレンンジとイノベーションに満ち溢れている希少なブランドだと思います。
以上、フルカウントのPRONTO DENIM CARNIVAL 2017限定ジーンズ1101のレビューでした。
フルカウントは今年が設立25周年。
まだまだアニバーサリーアイテムなども出てくるでしょうから、私のフルカウントのコレクションが増えそうな一年です。
尚、このイベントを主催したタイのPRONTO DENIMはイベント終了後、しばらく経つと店頭で各種イベント限定品の在庫も販売します。
タイにお越しになる予定がある方は、時間があればぜひ店頭を覗いてみてはいかがでしょうか。
本日もご一読、ありがとうございました。
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