こんにちは、インディです。
今年で25周年を迎えたフルカウントの定番ジーンズたち。
ジンバブエコットンを使用したオリジナルのデニム生地や、縫製の細部のディテールが素晴らしいのは当然なのですが、
他のブランドと比べてシルエットが綺麗で、現代的で、都会的だと感じます。
そんな印象に一役買っているのは、バックポケットではなかろうか、と思うのです。
フルカウントのバックポケットの秘密
フルカウントのバックポケットの上部には、良くみてみると
微妙なカーブ(R)が付けられています。
微妙なのですが、新品の生デニムの状態を目視すると、下方向にRが付いているのがはっきり分かりますよ。
明らかに弓状に、折伏せ抜いがされています。
通常、バックポケットの上部は真っ直ぐなカットです。
下はリーバイスのLVC1947の写真。
このフルカウントの、Rの付いたバックポケットですが、
履きこみをすることによって生地が収縮し捻れ、Rが目立たなくなっていきます。
・・・というか、
洗濯を繰り返し、捻じれが発生した全体の雰囲気に馴染んでくるのです・・・説明が難しいですが。
そして、普通のバックポケット=ストレートラインのポケットと比べると、
見た目がすっきりとした、スマートな美しいバックスタイルに貢献しています。
逆に、通常のストレートラインのポケットは、
フルカウントのようにRが付いたポケットと比べると野暮ったい感覚を持ちます。
もし手元にフルカウントのジーンズをお持ちでしたら、
他のブランドのジーンズと並べて比べてみてください。
オリジナルのヴィンテージは決してこんなRをつけた仕様になっていないはずで、
これはシルエットを大事にするフルカウントが、
創業25年間の中で積み重ねてきたノウハウの一つであり、
企業努力の証なのだと思いますし、これができるのがメーカーさんの強みですね。
尚、このバックポケットにRをつけた仕様ですが、
私が把握している限り、フルカウントだけではなく他のブランドでもたま〜に見かけることができます。
ジーンズショップにて、こういうところにも注目してみるとジーンズを更に楽しめると思いますよ。
本日もご一読、ありがとうございました。
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