こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
「フルカウント」は、今となっては当たり前のように語られる、いわゆる「大戦モデル」のレプリカモデルの元祖と言われています。
モデルとされるリーバイスの大戦モデルには、その物資統制の時代の影響を受けて、様々な採用パーツや縫製バリエーションが存在するのは既知の通り。
それゆえか、フルカウントは大戦モデルを定番とすることなく、毎年仕様を変えた大戦モデルを、何かしらの形で限定数でリリースする形をとってきました。
フルカウントファンとしては、コレクション意欲をそそる展開。
そんなフルカウントの大戦モデルの、2019年版が先日リリース。
フルカウントの定番モデルが完全リニューアルされて初めての大戦モデル。
今年のモデルの仕様は如何に?
本日はその詳細をカタログスペックで見ていきましょう。
フルカウント 大戦モデル2019 限定【1100-19 WW2 Model】
概要
こちらが2019年版の大戦モデルとしてリリースされる一着。
デニム生地はフルカウントのド定番の13.7oz ジンバブエコットン 。
シルエットは、こちらもド定番の[1108]。
この品番はフルカウントでも人気の高い、やや細身のストレートになります。つまり、大戦の完全なレプリカではなく、大戦のディテールを持った実用性の高いシルエットの一本というわけです。
とはいえ、このあたりは賛否両論あるでしょうね。細身の大戦か…と。
出典:Fullcount(http://www.fullcount-online.com/item/1100_19.html)バックスタイル。
通常の大戦モデルよりも、スマートに見えますね。
パッチにはWWⅡのスタンプ入り。
今回のモデルの特徴の一つ。
スレーキにはボディと違うライトオンスのデニムが採用されており、こちらの経年変化も楽しめる、ということです。
コインポケットはリベット無し。
リベットは焼き加工が入っているそうで、鈍いブロンズカラーになっています。
ベルトループは極太で、スレーキと同じライトオンスデニムを使用。
トップボタンはマットな塗装のドーナツボタン。
小ボタンは黒ラッカーのドーナツボタンを採用。
バックポケットの形状は比較的ベーシックなもの。
また、例年のバックポケットはフルカウント・アーキュエイトがペンキでペイントされていましたが、今年は無し。
今年からフルカウントの定番モデルからステッチと赤タブ(ピスネーム)を排除したことと関連していると思いますが、この大戦モデルでもペイントも、そして赤タブも無くなっています。
その代わり、今回はフルカウント・アーキュエイトがDIYでペイントできるキットが付属。
ステンシルの台紙とオレンジのアクリル絵具(ペンキじゃないんだ!?)で自分でやるようです。
たのしそう。
…だけど、ペイントに失敗した時のダメージはデカい。誰も修正もフォローもしてくれないですから…
ズレないように、しっかり台紙をポケットに固定してからステンシルするように!
【まとめ】コレクターは見逃せない一本
冒頭の通り、フルカウントは毎年1アイテムは趣向を凝らした大戦モデルをリリースしています。それ故に「今年はどんなモデルか?」と、私も毎年その内容を楽しみにしてきました。
今年の一本はシルエットを売れ筋の若干細身の[1108]ベースにしていることもあり、これまでの骨太な大戦モデルとは路線が若干変わった印象。
これまでのレプリカディテール重視ではなく、
それを超えるオリジナルのジーンズを作るという意思表明をした辻田氏率いる2019年のフルカウントらしい一本だと言い換えることが出来ます。
今回は限定数500本。
毎年完売するシリーズですので、お気になる方はお早めに。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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