こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
「大戦モデル」。
その魅力は、第二次世界大戦時に作られたジーンズ(主にリーバイスの501)に、大戦時の社会的背景を反映したイレギュラーな仕様がたくさん見られることの“ロマン”。残存しているヴィンテージは一点一点に希少価値が高く、年々高値で売買されています。
そんな時代に想いを馳せ、今や各ジャパンデニムブランドがその「大戦モデル」の思い思いの仕様でレプリカをリリースしているのはご存知の通り。
しかし、その「大戦モデル」のレプリカの元祖は「フルカウント」と言われています。

1990年代のレプリカジーンズのブーム当時、各ブランドがリーバイスの501XXの復刻に力を入れる中、最初にレプリカを通じて「大戦モデル」の魅力を世に広く問うたのが、フルカウント。
そんなフルカウントですが、決してその大戦モデルを定番化することはなく、生地やシルエット、ディテールを毎年変えて、限定版としてリリースしています。
大戦モデル=イレギュラーな仕様が魅力である訳ですし、毎年仕様を変え、数量を限定して発売するフルカウントのこの仕掛けは、非常に理にかなっていて面白いと感じるのです。
私にとってこの限定モデルの発表が、年に一度の楽しみの一つ。
そんなフルカウントの大戦モデル、この2018年モデルの情報がリリース&予約がスタートしました。
今年は一体どのようなモデルでしょうか?本日はそのディテールをフルカウントのHP情報を参考に見ていきましょう。
目次
フルカウント 大戦モデル2018 限定【S1111 Simplifeid WW2 Model】
概要
発表されました、2018年の限定大戦モデル。
まず、大きな特徴は14.5ozのジンバブエコットン デニムを使っている点。
そう…今回のデニム生地はいつものフルカウントの13.7ozではなく、昨年のフルカウント25周年記念モデルに採用された特別版のデニム生地の14.5ozが採用されている点にあります。
25周年だけではなく今後も使われてくることになるだろうと思っていた生地なのですが、ここできたか!
シルエットは当時(大戦モデル)らしい、太めのストレート。それでは細部を見ていきましょう。
ディテール
大戦モデルのディテールに正解はありません。だからこそ、各メーカーがどのようなディテールで大戦モデルをモディファイするのか、それをじっくり見るのが密かな楽しみ。
で、今作はどうかというと。
黒ラッカーボタンが採用されたボタンフライ。トップボタンは月桂樹ですが、小ボタンは無刻印のものが採用。そしていびつなV字ステッチ。
私、最近「黒ラッカーボタン」仕様が好きなので、ここだけで心がグラつく…。
刺繍ではなく、ペイントで表現されたフルカウントの飾り。今年のモデルは随分とポケット下側寄りのペイント位置ですね。
赤タブもポケットの真ん中くらいに縫い付けられています。
ポケット自体も通常より大きめに取られており、そのせいか、バックスタイルにどっしりした印象が残ります。
ブラックシャンブレーをスレーキに採用。これは珍しい。
持ち出し部は切りっぱなし。
リベットの省略されたコインポケットは、大戦モデルの中ではまだ綺麗な縫製を再現しているようです。
ステッチは全てイエローで仕上げられているようですね。
販売価格は22,800円(税別)。意外にお手頃価格。
現在は予約受付中&発売は10月初旬〜10月中旬発売とのこと。
【まとめ】記念モデルの生地を使った限定大戦モデル
今作の大きな特徴はその生地にありますが、ディテール自体は比較的王道の大戦モデルと言えるでしょう。
上手くまとめられており、難しく考えず日常で穿ける一本だと思います。フルカウントの色落ちが好みの方は早めにチェックされるのが宜しいでしょう。
一つ、例年と大きな違いがあるのが、その販路。
今回の限定モデルは、フルカウント東京店、またはフルカウントのONLINE SHOPのみで予約&購入が可能。つまり直営ルート限定の商品となったようです。
な・・・なるほどなぁ・・・
フルカウント 東京店
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目20−7
TEL:03-6804-6541
フルカウント ONLINE SHOP
http://www.fullcount-online.com/
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本日もご一読、ありがとうございました。
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