こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
最近、毎号購入している雑誌『ヘイルメリーマガジン(HailMary Magazine)』は、イチ時代を築いたあの「FREE & EASY」の元編集長、小野里氏が独立し発行している月刊誌。
前月号のブーツ特集も面白かったな…
このヘイルメリーマガジンは「ファッション誌」かと言うと断じてなく、「カルチャー誌」か…と言うのもしっくりこなくて。
私の中でカテゴライズするなら「文芸誌」に近いイメージです。
誌面に散らばる編集長・小野里氏の文章には情緒があり、想像性豊かで文学的で。
「あぁ、夏目漱石や太宰治がアメカジ好きだったら、こんな語り口調でモノ語りするんだろうな」と想いを馳せながら、一冊のヘイルメリーを1ヶ月かけてじっくり隅々まで拝読しています。
他のアメカジ系雑誌とは立ち位置が別次元にあるもの。
感情を揺さぶるその誌面づくりは、今残された同系統の雑誌の中で唯一、新しいトレンドを作り出す力がある媒体だと思います。
そんなヘイルメリーマガジン、最新の2018年11月号は「一番ジーンズ」と題し、ジーンズ特集が組まれていました。
これが実に重厚で素晴らしい内容。
本日はそちらをレビューして見たいと思います。
目次
ヘイルメリーマガジン2018年11月号 レビュー
目次
今号の特集は「一番ジーンズ」。
なんとこの手のジーンズ特集は、小野里編集長が先の「FREE & EASY」時代から数えて、実に10年ぶりと言うこともあってか、内容の厚みが半端ない。
内容
今やジーンズと一言で言っても様々なカテゴリーが生まれており、人それぞれ「一番」が違うだろう、それを見てみようぜ、って言うコンセプトなのですが、実際のところジーンズに関連する情報の全包囲網的なコンテンツ。
リーバイスの歴史やヴィンテージの魅力もそのコンテンツの中の一つですが、散々見聞きしてきたこれらの情報も、ヘイルメリーの切り口で記事にされることで新しい学びや気づき、発見があります。
とにかく、語りつくせないほど多種多様なデニムに関連する記事で埋め尽くされているので、実際に手にとって見て欲しいのですが。
特にウエアハウスに関しては、企画、機屋、裁断、縫製に関してかなり細かく取材されてました。実際のそれぞれの工場の名前も出しており「え、ここまで出しちゃっていいの?」と心配になるほど。
取材量、情報量、質が…すごい。
よくあるデニムのムック本よりも価値のある情報で埋め尽くされていますよ。デニム好きは必見です!!!
ヘイルメリーは毎号、裏表紙から読むことで「THE HAUS BOOK」と題した、ヘーベルハウスとコラボレートした家を作るプロジェクトの誌面を読むことが出来ます。
あー、よく見る不動産関係とタイアップの「記事広告」ね・・・と思うことなかれ。
この特集も読んでみて…まじで面白いから。
「アウトドアがブームだが、忙しいサラリーマンは頻繁にキャンプに行けないだろう?だったら家の屋上に、キャンプができるスペースを作ろうよ。」
なにこの説得力…。
毎号毎号、夢のある家とライフスタイルを裏表紙から刷り込んでくるヘイルメリー。
これを読み、「記事広告」が悪と言う訳ではなく、結局は読者の心を動かせるコンテンツかどうかが重要なのだなと思った次第。
【まとめ】ジーンズ好きな人、この11月号は読破すべし。
今月号に限らず、ヘイルメリーは販売価格=1,000円の価値は十分ある誌面。
特に今月号は我々の好きなデニムに関して、超気合いが入った情報量。
デニム特集以外の記事も相変わらず全部面白いですから、皆さんに強くおすすめできる一冊ですよ。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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