こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
世界の一流ブランドが集まるエリア、東京・表参道。
誰もが認める、世界のカルチャーの発信地の一つ。
昼と夜で姿をガラリと変えるその街並みの様子は、まるで空間自体が「カジュアル」と「フォーマル」の衣装替えをしているよう。
数々の有名ブランドが立ち並ぶ様子を横目に歩けば、自分も知らずのうちに背筋がピンとする感覚を覚えます。
一見、敷居が高く、身の丈に合わなそうな街のように見えるけど…
一つ脇道に入れば、そこにはストリート系や古着など、カテゴリーに縛られないジャンルのセンス良いショップやカフェなどがたくさん!
「そこに無いファッションは、無い」と表現しても差し支えないほど。
そんな表参道の魅力は立地にも。
ほんの少し北西に足を伸ばせば、おもちゃ箱のような雰囲気と、国籍を問わない老若男女のルツボの原宿があり…、
また南東に足を伸ばせば、センスの高いショップが点在する高級住宅街、青山が。
表参道・原宿・青山。
何の目的で行くか、誰と行くか、昼に行くか、夜に行くか、まるで万華鏡のように見え方や楽しみ方が変化する街。
誰が行っても、“その人なり”の楽しみ方を見つけられる街。
表参道を中心としたこの直径2kmの範囲の街は、世界でも有数のファッション・エンターテイメント・スポットです。
我々が好きなアメカジブランドの多くもこのエリアで直営店を出しています。
そこで、本日は原宿・表参道・青山にエリアを分け、我らアメカジ好きならぜひ立ち寄りたいお店をピックアップ。
いくつかご紹介したいと思います。
目次
原宿・表参道・青山の歩き方
原宿・表参道・青山は端から端まで2kmほど。全て徒歩圏内にあります。
とはいえ、効率よく回りたいもの。
私としては、原宿駅または明治神宮前駅で下車した上で、原宿→表参道→青山 この順番に回ることをオススメします。
理由としては、体力のあるうちに、人の多い原宿エリアを徘徊しておくため。
逆ルートの青山→表参道の順に行くと、だいたい体力が切れて原宿に立ち寄ることを諦めてしまいます。
まずは原宿から南下していくことをオススメします。
ご参考までに。
原宿に来たら立ち寄るべき、アメカジ好きにオススメのショップ
原宿といえば、竹下通り。
平日でも、多くの修学旅行生や外国からの観光客でごった返しているのは相変わらず、まるで「おもちゃ箱」のようなスポット。
その竹下通りを抜けて明治通りの方までくると、素敵なお店がたくさん見つかります。
何か軽食を買い食いしながら、散策してみましょう。
BerBerJin(ベルベルジン)
今や古着界の超有名店となった、ヴィンテージショップ「ベルベルジン」。
あの『THE 501XX -A COLLECTION OF VINTAGE JEANS-』の著者でもあり、ヴィンテージデニムアドバイザーとしてyoutubeチャンネルを持つ藤原 裕さんも店頭に立たれています。
我々が好きなヴィンテージ・ジーンズはこのショップの地下のフロアにあります。
この店の魅力はその膨大なヴィンテージの量に加え、比較的お手頃な価格設定。
何より、藤原さんの人柄に惹かれ、多くのファンが付いているショップ。
原宿に来たらぜひ一度、足を運びたいお店です。
LEWIS LEATHERS(ルイスレザー)
レザージャケットの王道ブランドの一つ、ルイスレザーの直営店。
ルイスレザーが好きでなくても、一歩このお店に入るといつかは1着…という気持ちが芽生えるはず。
店構えのオーラがすごく、正直とてもお店に入りにくいのですが、店内の芯のある世界観は圧巻。
異世界にいるようで刺激的、それもあり、私が原宿に来たら立ち寄るお店です。
HEAD PORTER TOKYO(ヘッドポーター)
PORTERのモノづくりとストリートのファッションスタイルを融合させて生まれた「HEAD PORTER」のショップがこちら。
通常の吉田カバン=PORTERにはない、今のスタイルに合うデザインの小物ケースやバッグが店内にところ狭しと並んでおり、男女問わず何か欲しいものが見つかることでしょう。
価格もお手頃のものが多いため、手ぶらで店を出ることが難しいという…。
間も無くブランド終了となるので、お目当のものがあるなら今のうちに通うのが良いでしょう。
リーバイスストア 原宿
言わずと知れた、リーバイスの旗艦店の一つ、リーバイス・原宿。
ここの2階にはLVCの品揃えがしっかりしていて、オンラインストアではすでにラインナップが消えている品番も取り扱いがあったりします。
それらを見比べると、最近のLVCの質の高さ、そしてモデルごとの細かいディテールの違いなんかも見ることができ、ジーンズ好きなら楽しい時間が過ごせることでしょう。
表参道に来たら立ち寄るべき、アメカジ好きにオススメのショップ
以前は比較的大人な街でゆったりとショッピングを楽しめる、そんな表参道が、今は海外からの観光客だけでなく、有名なパンケーキやタピオカミルクティーのお店がたくさん出来たこともあり若者でも賑うエリアに変化しつつあります。
アメカジ系ブランドのショップもたくさんあり選ぶのが難しい・・・
そんな日本屈指の「アメカジエリア」から、ぜひ足を運んで頂きたいお店をピックアップ。
REAL McCOY’S(リアルマッコイズ)
アメカジの王道ブランドの一つ、「リアルマッコイズ」の旗艦店。
表参道というか、原宿というか、表現の難しい場所にあります。
扉を開け、地下への階段を降りると、そこはまさに「リアルマッコイズ・ワールド」。
広い店内ですが、ショップ全体の世界観が素晴らしいの一言。
ミリタリー、ワークとカテゴリー分けされたゾーンごとに、あのマッコイズ関係のアイテムが所狭しと並べられており、ここにいるだけで時間を忘れてしまうほど。
私としては、心斎橋の『NYLON』を思わせる店内に胸熱(NYLON=現リアルマッコイズの辻本氏がマッコイズを所有する前に持っていたアメカジ・古着店)。
マッコイズの世界観と魅力を再認識できる、もっと言えばアメカジの魅力を再認識できる、そんな場所になっています。
VISVIM(ビズビム)
BURTONから独立したデザイナーの中村ヒロキ氏がオリジナルのスニーカーをリリースしたところからブランドがスタートし、今や世界中で評価されるブランドへと成長した「VISVIM」の、GYRE(ジャイル)の中にあるフラッグシップ店舗。
私も大リスペクトするブランドです。
デザイナーの中村ヒロキ氏のディレクションによるアイテムの数々には、本当に目を奪われます。
アメリカンカジュアルをベースにしつつ、新しいテクノロジーや素材と、世界の様々な民族に伝わる製法をミックスさせ、全く新しい作品を作り出す創造性。
「モノづくりの究極」を見せられている、そんなブランド。
アイテムの価格も“孤高のプライス”なので、軽々しく買えるレベルではなくなりました。私は美術館に行く気持ちで、いつもショップを見て回ります(笑)
ちなみに、近くにVISVIMの路面店もありますが、今はこのGYREの方が品揃えが充実しています。
表参道に来たら、ぜひ足を運んで頂きたいショップです。
MARVIN’S(マービンズ)
原宿の…表参道の…いや、日本のヴィンテージ・ジーンズブームを牽引してきた伝説的なショップ「マービンズ」。
ここに寄らずして、ジーンズ好きを語ることなかれ。
お世辞にも広いと言えない店内ですが、所狭しと古着、そしてジーンズが並べられています。
特にヴィンテージの「デッドストック」の品揃えは圧巻。デッドが欲しい方はこのマービンズへどうぞ。
そして、レジの下には博物館級・伝説級のヴィンテージがずらり…
息を飲むコレクションが、この数坪のショップに集まっている、まさにここはヴィンテージの聖地です。
FULLCOUNT(フルカウント)
世界に評価されるジャパン・デニムを牽引するブランドの一つ、「フルカウント」の直営店です。
デニム好きなら足を運びましょう。
フルカウントの良さはそのデニムの質だけでなく、シルエットの良さにあり。買うなら絶対に試着をして選びたいところです。店内にはフルカウントの定番デニムのほとんどのラインナップが揃っていますよ。
フルカウントに限らず、デニムブランドの直営店はこのエリアにいくつもあるので、基本は自分の好きなブランドのショップに行くのが良いと思います。
BINGO BROTHERS(ビンゴブラザーズ)
表参道に長く店を構えるネイティブアメリカンのアクセサリーを扱う「ビンゴブラザーズ」。
ゴローズと共に、日本にネイティブアメリカンのカルチャーをファッションに根付かせた立役者の一つです。
特に鹿革にビーズワークを施したメディスンバッグが超有名ですね。
やはりオリジナルはすごい・・・とため息が出てしまうほど、ハイクオリティなアイテムの数々。
アメカジスタイルと親和性の高いアイテムが大充実で、欲しい商品が次々出てくるはず。
男女で楽しめるシルバーアクセサリーも充実しているので、カップルでお店に立ち寄るのも良いでしょう。
お店の場所がわかりにくいので、要注意です。
MARIJUAN(マリジュアン)
もともとダルチザンの直営店に、最近人気の高いオルゲイユの取り扱いも含めてリニューアルしてオープンしたのが、この「マリジュアン」。
大阪でダルチの前身がオープンしていた伝説のお店が、表参道に再来。
ここの良さは何と言ってもオルゲイユの品揃え。
ダルチは色々なショップが取り扱いをしていますが、オルゲイユの全ラインナップを見る機会って、そうありません。
オルゲイユはヴィンテージ衣料の良いところと現代的なエッセンスを混ぜ、今時なヴィンテージスタイルを自然に提案しており、さらに先の新しい可能性を感じます。
あまり興味がなかった方も、この直営店で一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
SMART CLOTHING STORE(スマクロ)
フェローズ系の直営店でもある、「スマートクロージングストア」。
店頭のラインナップはフェローズだけでなく、ウエアハウスなども含めたセレクトショップ。長らく、この地でアメカジの普及を行なってきた店舗です。
…最近、ショップの前にタピオカミルクティー屋が出来たことで、店舗前の客層が激変(若い女の子ばっかり)…なんだか全然違う場所のようになってしまいましたが(笑)
フェローズに偏りすぎず、他のブランドからもバランスよく良いものをセレクトしている点の評価が高いショップです。
良いアイテムでバランスよく全身コーディネートしたい、そんな気分の時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
JELADO HIDE & OUT STORE(ジェラード)
表参道から渋谷方面に向かうもう一つのファッションストリートがキャットストリート。最近、やたらと賑やかになっててびっくり。
その喧騒の届かない、静かな横道に店を構えているのが「ジェラード」の直営店「HIDE & OUT STORE」。
ジェラードのアイテムを中心に、レッドウイングやポータークラッシックなど、コーディネートのポイントになるセレクトもセンス良く取り扱っています。
最近はネイティブアメリカン柄のアイテムを多くリリースしているジェラードのアイテムは他のブランドとちょっと違うデザイン性が面白く、コーディネートの一つに取り入れたくなるものがたくさん。
アイテムのバリエーションも多いので、近くに寄ったらのぞいてみたショップです。
Long Beach Antage(ロングビーチ)
店頭に並べるアイテムのセンスが素晴らしい古着店が、この「ロングビーチ」。
ヴィンテージのジーンズとかではなく、純粋な古着店なのですが、海外の雑貨やアクセサリーのセレクトもスタイルがあって素敵。センスが他の古着店とレベルが違う印象。
特にレディースが充実していますので、女性のカジュアルファンは絶対に行って欲しい場所。
尚、この近くにもう1店舗Long Beachがあります。セレクトが違うので、両方楽しむのも良いでしょう。
〜番外編〜 ゴローズ(Goro’s)
原宿・表参道といえば、誰もが知っているネイティブ系シルバーアクセのショップ「ゴローズ」を思い浮かべる方も多いことでしょう。
元々入店制限があり、朝から長時間並ばないと店に入れませんでしたが、最近は入店システムが変わり、朝のクジ引きで当たらないと入店できない、という「リアルラック」が必要なシステムに。
今、香港を中心に中華系でも人気が高まり、つまりは競争率が高くなったおかげでますます入店しにくく(買いにくく)なっています。
ということで、行きたくても簡単に立ち寄れないこともあり、今回の記事の主旨から番外編とさせていただきました。
そうはいっても、その店内の世界観、何より何十年もファッショニスタに支持され続ける作品の数々はぜひ、店内で手に取り体験していただきたいと思います。
青山に来たら立ち寄るべき、アメカジ好きにオススメのショップ
表参道の西側のエリアが、青山。
日本屈指の高級住宅街ですが、その住宅の合間を縫って、おしゃれなレストランやカフェ、そしてセンスあるショップがたくさん並んでいます。
今や観光客が多く、落ち着いて買い物をするのが難しくなってきた表参道エリアとは違い、まだ大人の佇まいで散策が楽しめるエリアです。
Leather&Silver MOTO(モト)
レザーアーティストとして国内で有名な本池さんのブランド「MOTO」のお店です。
皮革を扱う職人の第一人者のこのブランドは、現在息子さん達にもその魂が引き継がれ、店内には様々なバリエーションの革アイテムが並びます。
レザーウォレット、レザーブーツ、ベルトなど、染めの美しさに加えその仕立ての良さに誰もがきっと目を奪われることでしょう。
質実剛健な作りの中に、上品なテイストなのが、このMOTOの作風。
大人のアメカジスタイルに合わせたくなるアイテムの数々、是非店内で確かめてみてください。
RED WING(レッドウイング)
もはや説明不要、レッドウイング・ジャパンの総本山がこちら。
今や世界のレッドウイングのトレンドを作っているのが、このジャパンの企画であり、言い換えればここが世界のワークブーツトレンドの中心とすら言える場所です。
直営店ゆえに、レッドウイングの展開する全てのラインナップが一堂に店頭で見ることができます。
それだけでなく、他の店には無い「ワイズの選択」が出来るのもこの直営店の特徴。
つまり、一番あなたの足にあうレッドウイングを買える店でもあるのです。
アメカジ好きな方であれば、一度は巡礼に訪れたい「聖地」の一つ。青山近辺にお立ち寄りの際は、是非。
Timeworn clothing(アトラスト)
TENDERLOINの元デザイナーである辺見氏が立ち上げた『AT LAST & CO(アトラスト)』を取り扱う直営店がこのTimeworn clothing。
最近では草なぎ剛さんもこのジーンズを穿いているとyoutubeでおっしゃってましたね。
店内にはそのアトラストのジーンズを中心に、独自の視点の解釈の中で作り上げるビンテージモチーフの洋服の数々を見ることができますが…どれも半端ないこだわり。
それゆえ業界内にファンが多く、「これぞ本物のブランド」と評価が高いのです。
シーズンごとのアイテム数も多くないのが、また良い。
目立った広告などせず、またトレンドや売れ筋など意識せず、辺見氏が本当に作りたい服だけを作り、居心地の良い空間でひっそりと売るそのスタンスが、また良い。
もう、全てがかっこいいのです。
そんな本物のプロダクトを見る機会は限られているため、私は青山近辺に行くときは必ず覗いてくる、そんなショップです。
PORTER(ポーター)
吉田カバンの直営店「PORTER」。以前は「クラチカ ヨシダ」という名前でした。
直営店ということもあり、吉田カバンのほとんどのラインナップをこの店内で見ることができます…所狭しと店内を埋め尽くすカバンの数々は圧巻です。
それだけではなく、この直営店限定のコラボアイテムや限定品の数々が店内に用意されています。こんなの…ずるい!
結果、みたことのない吉田カバンがずらりと並ぶ、この直営店。
様々なシリーズがあるので、あなたのライフスタイルにあうアイテムが必ず見つけられることでしょう。
男女構わず使えるアイテムが多いので、カップルで訪れるのも良いでしょう。
余談〜青山は素敵なメガネが集まる街
なんでもおしゃれなモノが集まる青山ですが、特にメガネの充実度は特筆すべき点でしょう。
世界の名だたる有名ブランドのアイテムがこの青山の地に集まっています。
「メガネは顔の一部です」なんていうCMもありましたが、メガネを良いものに変えることこそが、自分の第一印象を変える最も効率の良い投資だと思います。
毎日使うものですし、良いものと悪いものの差がすごいアイテムでもあります。
もし一念発起して、良いメガネを手に入れよう!と思った際には、この青山をぶらりと散策するのをおすすめしますよ。
アメカジ店巡りのついでに寄っていくべき食事処
原宿〜表参道〜青山の中にはたくさんのおしゃれなカフェやレストランがひしめきあっています。
しかし、休日はどこも混んでる!
ちょっと休憩したいだけ…なのに、カフェ難民になることも珍しくありません。
と、いうことを散々経験した私のおすすめは、このエリアの散策前に立ち寄るこちらのお店。
THE DECK COFFEE & PIE
原宿エリアのちょっと外れにある、カフェ&軽食のお店『THE DECK COFFEE & PIE』。
外れにあるため、お昼時でも比較的空いてるし、何より静か。
今から世界有数のエンタメスポットを散策するためのウォーミングアップとして、ちょうど良いサイズ感です。
ここのおすすめは何と言っても店名にもなっている「ホットパイ」。
ホットパイだけでいくつもの種類があるのですが、一つ食べるとその美味しさが忘れられず、すべての味を制覇したくなる中毒性を持っています。
コーヒーも美味しい。
男性にとっては決して量が多いとは言えませんが、ここをスタートにして原宿〜表参道〜青山の散策の中で途中で買い食いもしたくなるはず。
それを考えると、この「腹八分」の食事サイズが実に絶妙だったりします。
是非、一度お試しください。
【まとめ】楽しみ方は、無限大
日本のファッションの中心地として歴史があり、様々なカルチャーが混在し、それら全てを受け入れてくれる原宿〜表参道〜青山。
カフェ巡り? グルメ? 買い物? 散歩だけ?
行く人によって、目的によって、その楽しみ方は千差万別。
いや、明確な目的などなくても、歩くだけで楽しい街。
この街を歩けば、自分に無い感性の人・モノ・場所にたくさん出会うことが出来ます。
その出会いはまるで絵の具のように、自分の感性に少しずつ混じり合い、街を離れる頃には「来る前とちょっと違う感性を持つ自分」になる感覚を覚えます。
そう、この街は、自分を変えてくれる場所。
楽しみ方は、無限大。
感じ方も、無限大。
是非、あなただけの楽しみ方を、このエリアで探して見てはいかがでしょうか。
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
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