こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
この2018年秋冬のウエアハウスのカタログを見ていた時…
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ふと疑問に思ったのが、「へラーズカフェ、どこ行った?」。
…というのも、カタログが更新されておらず。
ウエアハウス公式から何も情報無く、ただ遅れてるだけなのかなー?なんて思っていたのですが、ふと先日、ウエアハウスのインスタを見ていると…。へラーズカフェの看板とも言える、Nonpareil(ノンパレイル)のパッチが、BROWN-DUCK & DIGGER名義に!
いつものへラーさんのパッチじゃない!
これは・・・!?
で、ちょっと調べてみると、取り扱い店舗の方のご情報から「へラーズカフェ・終了」ということだそうで。
公式の発表では見当たりませんから、とりあえず未確定の「?」としておきますが…。
へラーズカフェとは?
ヴィンテージクロージングの観点からみたアメリカン・ガーメンツの歴史的な資料を所有するラリー・マッコイン氏と、19世紀のアメリカのヴィンテージクロージングのプロダクツを研究するウエアハウスが協力して展開するブランドが、「へラーズカフェ」である。
へラーズカフェのコレクションって毎回トレンドを大きく無視した、「本当にラリー氏が作りたい・欲しいヴィンテージウエア」のラインナップばかり。
一見、キワモノ&ダサいとすら思えるコレクションなのですが…
実際に着てみると上手にパターン調整されていて美しいシルエットになるし、何より経年変化してからの姿が「恐ろしいほどかっこいい」アイテムばかり。
カタログスペックの姿と、実際に着用を続けた後の感想にここまで差がつくブランドも珍しいのでは無いでしょうか。
特にノンパレイルって、本当に良い。
毎年変わりばえのしないコレクションのリリースが多いアメカジの世界において、へラーズカフェの存在はキラ星のごとく輝くオンリーワンの存在でした。
へラーズカフェは、ジーンズ以外の「ヴィンテージ衣料」の魅力を世に広げた功労者だと思います。
へラーズカフェの展開の後から、SUGAR CANE(東洋エンタープライズ)からはMr. FREEDOMが、スタジオダルチザンからはオルゲイユがそれぞれ立ち上がるなど、他のブランドも自社のモノづくりのベースを活かし、ちょっと変わったオリジナルのヴィンテージ系ブランドを立ち上げるケースが増えましたし。
そしてそれらは現在、海外でも評価される存在になりつつあります。
ブランドは終了します(…と思われます)が、ウエアハウスとしてもへラーズカフェで培ったヴィンテージ衣料の研究の成果は今後のプロダクトにもしっかりフィードバックされ、私たちを楽しませてくれる事でしょう。
それを強く感じたのが、先日の「ジョン万デニム」でした。
私はこの「ジョン万デニム」に、ウエアハウスと言うよりもへラーズカフェのモノづくりの影響を強く感じましたね。
膨大なヴィンテージのアーカイブを研究してきたからこその、「細部に神が宿った」モノづくり。
ウエアハウスがへラーズカフェを続けてきたからこその説得力。他のブランドでここまで追いこんでモノづくりをすることは無理だったでしょう。
そういう意味でも、日本のアメカジをさらに進化・深化させるきっかけの一つを作ってきた「へラーズカフェ」。
たくさんの夢を見させてくれて、ありがとう(^^)
そしてきっと、へラーズカフェの過去モデルは、20年・30年後の将来のヴィンテージ候補になることでしょう。気になる方は今のうちに…。
今後、一部のモデルはBROWN-DUCK & DIGGER名義としてリリースされると思うので、そちらも引き続き楽しみにしたいと思います。
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
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