こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
今年はフットウェアの“当たり年”かもしれません。
トレンドに関係なく、長く大切に履ける名作が数々と登場しています。
その中で・・・今週も要注目の、心を熱くさせてくれる限定モデルがリリースされます。
2017年、業界をザワつかせたHender Scheme(エンダースキーマ)とアディダスのコラボシューズの第二弾です。
第一弾は、Hender Schemeが得意とするベジタブルタンニン鞣しのヌメ革を使い、ラグジュアリーシューズと同じ交換可能なレザーソールを採用し、職人の手でつくられた、フルレザーのアディダスの名作達。
もはやスニーカーではなく、ましてやフォーマルシューズでもない、新しい「何か」が爆誕してしまった前回のコラボは、最終的に「これはアートでした」という結論で良いと思われる「作品」でした。
そんなHender Scheme(エンダースキーマ)とアディダスのコラボシューズの第二弾がついにリリースされます。
本日はその詳細を見ていきましょう。
目次
adidas Originals by Hender Scheme
概要
Hender Scheme(エンダースキーマ)とadidas Originals(アディダス オリジナルス)によるコラボ、【adidas Originals by Hender Scheme】。
その第2弾が2018年3月16日(金)より発売開始です。
今回は前回のようなオールナチュラルカラーのような「アートピース」とは違い、アディダスのオリジナルモデルと同様のデザイン・カラーが落とし込まれ、「より実用的なアイテム」となりました。
素材は前回同様にHender Scheme(エンダースキーマ)が得意とするフルレザー、それを用いて職人仕上げで作られる一足は、ラグジュアリーシューズと同じレザーソールを搭載しています。
スニーカーによくある加水分解による経年劣化することなく、手入れをすることで長い年月履くことが出来る上、質の良いレザーを使っているため美しい経年変化が楽しめる、というわけです。
リリースされるのは前回同様、アディダスの人気の3型。
Superstar HS(スーパースター)
今回の大本命がこのスーパースター。
写真を眺めただけで、経年変化マニアの皆様は動悸が激しくなることでしょう。
これはヤバい。
前回同様全ての箇所でレザーが使われているのですが、ナチュラルカラー、ブラック、ホワイトが各所に配置されており、オリジナルのスーパースターへのオマージュが落とし込まれた配色になっています。
横からの面構え。なんとも色気がある表情をしています。
ヌメ革で表現されているトゥキャップも美しい。
サイドの型押しプリントは『SUPERSTAR』ではなく、『Hender Scheme』。
ヒールとトゥ部分にラバーが貼り合わされた、レザーソール。
アウトソールとアッパーは手縫いで仕立てられています。
美しいですね。
価格は55,000円(税別)。
NMD_R1 HS
世界で人気爆発中のNMDも、このコラボレーションによってストリート感が消え、レザーブーツに近い雰囲気を醸し出しています。
やはり、色気が半端ない風貌。
トゥのレザーの貼り合わせ部分が手縫いというのが、このプロダクトの特徴をよく表しています。
NMDの特徴であるサイドの青と赤のプレートまでもレザーで再現しているクレイジーさよ…。
そして、レザーソール。
価格は60,000円(税別)
MICROPACER HS(マイクロスペーサー)
オリジナルは1984年に登場した、当時は「近未来のハイテクシューズ」であったマイクロスペーサー。
「30年以上前」の「ハイテクシューズ」を「職人の手でフルレザーで再現する」という、ミックス感半端ない一足。
このモデルの特徴はこのカラー。
おそらく、ベジタブルタンニン鞣しのヌメ革の上に、シルバーの顔料を薄く吹き付けた染色方法だと思われます。
オリジナルのもつシルバーの色味を出しながらも、うっすらと下地のレザーが顔を出すように計算されているのでしょう。
顔料ってことは「茶芯レザー」と同様に、経年変化により下地のカラー(ナチュラルレザー)が出てくると思われます。
NMDと同様、ソールのトゥの貼り合わせは手縫いってところがハンドメイド感を演出。このモデルにおいて、ひときわ異彩を放っているように感じるポイントです。
デジタルユニットは付属せず(オリジナルはここに万歩計、ストップウォッチ、時計機能がついたマイクロコンピューターが装着されています)。
同様に、レザーソールを搭載。
手入れしながら、交換しながら、長く履ける一足になっています。
ヒールの水色レザーがまた可愛い。
価格は58,000円(税別)
購入方法
Hender Schemeの取扱店、ならびに旗艦店の『スキマ』、そしてWeb上にて開催される抽選で購入できるそう。
詳しくはHender SchemeのHPでご確認ください。
【まとめ】これからもHender Schemeの動きに目が離せない
アメカジと親和性が高いアディダスのスニーカーをモチーフにしているとは言え、今回の作品を我々の「アメカジ」スタイルとコーディネートするにはテクニックが必要。
この作品はカジュアルではなく、むしろフォーマル寄りの雰囲気が強いからです。
アメカジのスタイルに取り入れるのであればローファーを履くのと同じ感覚で、このスニーカーをコーディネートの「ハズし」くらいのイメージで合わせるのが良いと思います。
価格もなかなかご立派なので、おしゃれ上級者向けのアイテムです。
日常的に履く・履かないは別として、このアイテムの持つアート感と限定数から「コレクタブルアイテム」として購入する方はたくさんいることでしょう。
このアディダスとのコラボシリーズと言い、先日のG-SHOCKと言い・・・Hender Schemeの持つ高いレザーの製作技術をもとに独創的なアプローチの商品を実現させていく様子は、毎回驚かされます。
次はどのブランドと、何をしでかすのか? そう考えるだけでワクワクするのは私だけでは無いはずです。
ますます、Hender Schemeから目が離せません。
今日の一枚
雨の日。
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本日もご一読、ありがとうございました。
[…] 特徴であるヌードカラーの皮を組み合わせたコレクションはブランドの直営店「スキマ」や、ドーバーストリートマーケットギンザなどでリリースされ話題を呼びました。 出典:aiirodenim […]