こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
最近、バンコクの街を歩いていると、ちょくちょく見かけるブランドの洋服があります。
とってもキャッチーなデザインなので、とても目立つ。
アディダスと桃太郎ジーンズを足したような??
調べてみると、「Hold’em Denim(ホールデムデニム)」というそうで、一部で熱狂的なファンがいるブランドの模様。
タイでは一昨年まで続いていたヘビー&タイトなジャパンデニムのトレンドは昨年に入りほぼ収束。とはいえ、現在もスリムジーンズのトレンドは継続中で、現在はヌーディージーンズの勢いが凄かったりします。
ヌーディーでは日本円で3万円オーバーの価格のジーンズもあり…タイの物価を考えると「高級品」なのですけど、消費に勢いのある国は違いますね・・・。
と思ってた昨今に、この「Hold’em denim」。デザインだけでなく、その価格もパンチ力があります。
例えば、こちらの加工デニム。
ダメージの入り方とか、かっこいいです。かっこいいのですが…お値段は…349USD。38,000円くらい。
タイ人のサラリーマンのマネージャークラスの平均月収が100,000円くらいですから、この商品の価格帯が如何にパンチ力があるか、お分りいただけるかと思います。
似たような加工ですが、こちらのデニムは413USD。45,000円くらいですね。
デニムだけが高いわけではありません。トップスのラインナップもバリエーション豊富ですが、
こういうシンプルなジャージでも、205USD。22,000円くらいします。
ファッションにお金を使わなくなってしまった日本人からすると、目の飛び出るような価格設定と言えるでしょう。
ま、ジーンズブランドというよりも、デザイナーブランドですね。日本でいうと、ナンバーナインやアンダーカバーのような、そんな感じでしょうか。
キャッチーなデザインと、有名な芸能人やモデルを多数起用したイメージ戦略で、一定の成功を納めているローカルブランドです。
私も仕事柄、いくつかのアジアの国で暮らし、その国々ごとのローカルな人気ブランドを見てきましたが、このHold’em denimはその中でもとりわけ「その国の所得と販売価格の差が大きい」ブランドです。それだけ、付加価値の作り方が上手いということでもあります。
デザイン的にも目立つので、若い人を中心に人気がある理由も分かるが、私には高く感じてしまいます。
で、このブランドのことを調べながら、一つ思うことがありました。
こういうのを、一歩引いた目で見る感覚、っていうのでしょうか。
私はタイの有名なモデルさんも、有名人も知りません。そうすると、彼らの宣伝の力は私には全く訴求されず、目に入ってくるのは「商品そのもの」だけ。
その商品が、良いものか、そうでないか。
商品の質に対して高いものか、安いものか。それだけ。
…あ、こういう感覚って、大事だなぁ、と。
まだ中学・高校生の頃、雑誌や有名人のことを知らない親から「あんた、こんなもんにお金つこーて!」って小言を言われたことも多かったですが、そんな親こそ「一歩引いた目で見る感覚」を持っている、最高のアドバイザーだったのかも知れません。
確かに「こんなもんに!」って言われたものって、数年後には自分にとっても「なんでこんなもんに?」って思うんですよね。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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