こんにちは、インディです。
風邪引いて、寝込んでます @常夏のバンコクにて。
今日は海外のアメカジ事情を少々。
日本を超え、アジア地区でメイド・イン・ジャパンジーンズを広めた功労者といえば、この人。
Benny Seki氏。
香港人。
元々は何かの輸入の商売をしていたが、ある日ジーンズを輸入したことがきっかけで、アメカジにハマり、その後香港にアメカジショップ『Take 5』を立ち上げ、上海、台湾、タイにも店舗を拡大するまでに。
日本の業界内でも知らない人はいない、超有名人です。(どの展示会にも顔を出しているそうです)
10年以上前の話ですが、その香港Take5には私も良く足を運んでいました。
いつ行ってもあまりお客さんがおらず、良く頑張って続けているなぁ、、、と心配してしまうほど。
でも当時も日本のアメカジブランドのツボを押さえた、豪華な品揃えでした。
日本よりも20~30%ほど高い価格だったかな。
メンバー割引とかを使うと、ほぼ日本と同じくらいの価格で買えたけど。
尚、当時の香港で、若者に人気で行列が出来ていたほどの店といえば、BAPE(ベイシング エイプ)。
ネイバーフッドやW-taps、VISVIMなどの裏原系が香港に進出してきたタイミングでして、それはえらい盛り上がりでしたね。
香港若手俳優、エディソン・チャンがプロデュースするCLOTとfragment designのコラボとか、事件レベルの行列でね。
(その後、ぶったまげるスキャンダルで芸能界を去ったエディソン。。。奴こそ、男の中の男。)
そんな市況環境の中で店舗を構えて、
ジーンズの色落ちの魅力とはなんたるか、というのをゼロから教えながら、
アメカジを売り続け、日本のジーンズの良さを正しく広めようとした伝道師が、
Benny Sekiさん。
現在は店舗の拡大はせず、
他のアジア諸国への卸を広めていると、1年くらい前にバンコクのパーティーでお会いした際に話してくれました。
(↑日本語堪能なのです。)
今でこそ、世界で日本のアメカジブランドのものづくりが評価されています。
その結果、日本のブランドも、自ら海外営業を強化している今日この頃。
そうすると、中間の卸とか、今後はちょっと辛くなっていくかな。。。
今の海外でのジャパンブランドの人気って、
少なからず、Bennyさんが頑張って作ってきたところもあると思うんです。
海外で、他国の新しい文化を広めるのって本当に大変で、
ジーパンの色落ちなんていう、変態チックな文化なんて、尚更です。
先陣切った方へのリスペクトってのを忘れるべからず。
もはや「古き良きアメカジ店」というほどの貫禄があるTAKE5。
各ブランドさん、引き続き、ぜひ応援してあげてほしい。
今でこそ、タイではジーパンがバカみたいに売れてるかもしれませんが、
ポテンシャルは香港・台湾の方が絶対に高い。
Bennyさん、頑張れ。
ジャパンブランド、頑張れ。
インディでした。
ではまた。
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