こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
米軍正式採用のステンシルカッティングマシーン【MARSH(マーシュ)】の1/2インチフォント。
詳しくはこちらの記事参照↓。
このミルスペックなステンシル・カッティングマシーンを使い、ステンシルシートを作るのが、私の今の至福の瞬間・・・
ま、MARSHを使わなくても、今や世の中には様々な方法でステンシルシートを作る方法や購入する選択肢があります。
今日は、そんなステンシルシートを使って、Tシャツをカスタムペイントする方法をお見せしたいと思います。
目次
Tシャツにスプレーでステンシル・ペイントをDIYする方法
まず、ステンシルでペイントする方法はいくつかあるのですが、主にスプレーを使う方法、ローラーブラシを使う方法、そして筆やスポンジを使う方法があります。
その中でも、ステンシルと聞いて最もメジャーな方法と思われる、スプレーを使用した方法を本日はお伝えします。
ステンシルシートを用意する
まずは、ステンシルシートを用意します。
これは先述のMARSHで作ったものですが、100均や雑貨屋さんではステンシルシートが売ってたりしますし、イラストを自分で切り抜いたモノでも構いません。
自作の場合、なるべく硬さがあり、厚すぎないペーパーで作成されるのが良いでしょう。ペラペラの紙で作ると、ステンシルペイントする際にエッジの表現が甘くなります。
ペイントするボディを用意し、ステンシルの位置を決める
次に、ステンシルするTシャツのボディを用意。
選ぶボディは何でも良いですが、初めて挑戦される方は、捨てる前提のTシャツで練習するのが良いでしょう。
尚、ステンシル・カスタムする際の私のお勧めTシャツのボディは、Print Starの7.4oz ヘビーTシャツです。
ヘビーと言っても、着心地が悪いほどではありません。私がステンシル用として色々と試した結果、こいつは価格と品質のバランスが非常に良い。
頑丈だし、洗濯を繰り返した後の風合いも良いです。
購入価格は1,000円以下ですし、良いプリントが出来れば十分販売用途にも耐えられます(実際にストリートブランドのプリントTもこのボディ使っているところが多いです)。
お金に糸目をつけないのであれば、ウエアハウスの無地Tとか使いたいところではありますが…
で、その上に先ほど用意したステンシルシートを置いてみて、位置を決めます。
マスキングテープで抑える
位置を決めたら端の方をマスキングテープで止めます。
建築資材で使われる塗装用のマスキングテープが取り回ししやすく、またペーパー製のステンシルシートも再利用可能(綺麗にテープが剥がせる)なのでお勧めです。
ステンシルシートの再利用は不要で、且つしっかり貼り付けが出来るのであれば、ガムテでも応用可能です。
不要な紙袋を用意
先ほど、ステンシルシートを貼り付けた状態でスプレーしても良いのですが、家の中だとスプレーが飛び散りますし、何よりステンシルシート外の部分まで色がついちゃいます。
そこで、不要な紙袋を用意し、そのそこを、ステンシルペイントしたい大きさだけカットします。
そして、こんな感じで、開けた穴の部分をステンシルの型抜き部分に合わせます。
で、それを簡易的に、マスキングテープで抑えます。
この目的は、この後の工程を見てもらえれば分かるのですが、スプレーの飛散防止の目張りです。この方法なら、お庭やガレージの無いアパート・マンション勢もお部屋で気軽にステンシルプリントが可能です。
スプレーする
いよいよスプレーしていきます。
ここで使うスプレーは、ホームセンターやプラモ屋に売ってるもので構いません。
ただ、できれば写真の製品「ラッカースプレー」は、綺麗なステンシルをしたい方にはあまりお勧めしません。
理由としては、スプレー口から飛散する範囲が広いため、噴射する真正面へ塗布力が弱いこと。なので、これでスプレーすると、特に細かいデザインに関しては輪郭=エッジが弱くなります。
そんな弱いエッジも「アジ」として捉えられるのであれば、使う意味が出てくるスプレーですが、通常のお勧めは、グラフィティアートなどにも使われる、正面への噴射力が強いスプレーですね。
モンタナの「MTN94シリーズ」なんかがありますので、興味がある方は調べてみて下さい。
で、あとは、紙袋の中のステンシル型抜き部分にスプレーをしていきます。
左右に往復しながら、薄く何度かに分けて少しずつスプレーすると良いでしょう。だまになるくらい一気にスプレーしすぎると、Tシャツボディに染み込んで滲みがちになります。
で、目張りの紙袋を外す。こんな感じになりました。
紙袋のおかげで周りへの飛散被害、無し(^^)
スプレーによって乾燥時間が違うのですが、大抵は5分ほどたったらステンシルシートを外しても大丈夫。ただスプレー面は完全乾燥まで放置しましょう。
同じ要領で、別の場所にも違うステンシルをしてみました。
紙袋に穴を開けて作った目張りは壊れてなければ何度も再利用できます。そう考えると、やっぱりマスキングテープはあった方が良いですね。
乾燥、そして追加カスタム
ペイントが乾燥すれば、完成です。
ステンシルをポイント的に使っても面白いし、もっとペイント部分を増やしてデザインとして主張させるようにするのも良いでしょう。
多色使いしても良いですよね。
友達や仲間と、チームのように同じデザインでTシャツをカスタムするのもGOOD。自由に、気軽に楽しむカスタムがステンシルの魅力です。
ステンシルだけだと寂しい・・・という場合、身近なペンキを使って追加カスタムするのも良いでしょう。
例えば、これは家のDIY用にカインズで買ってきた塗料↓
(※注 この手のTシャツカスタムに使うペンキは水性塗料にして下さい。水性と言っても、乾いたら耐水になるものです。)
この手のペンキを使う際のポイントは、使う前によくかき混ぜること。
で、あとは筆やら棒を使って、感性に任せてインクを垂らし、ペイントしていきます。
が、今回は面倒だったので、筆とか使わず、ボトルから直接ペンキを垂らしてみました。
で、出来上がりはこんな感じです。
乾燥すれば、洗濯しても剥がれることはありません。
カスれはしますが、それはそれで経年の魅力。
特に、このMARSHのフォントを使ったステンシルだと、経年でカスれた頃合いが最も魅力的。
時間をかけて、ガッツリとカスタムするのも良いですし、こんな感じの手抜き感の残るカスタムも、これはこれでヴィンテージ風のノリでカッコいいと思います。
デザインに正解はないので、作り手が楽しみながらカスタムすることが何より大切ですから、皆さんも是非、挑戦してみて下さい(←実践される際は全て自己責任で)。
【まとめ】好きなように気軽に楽しめるステンシルDIY
というわけで、今回はスプレーを中心にしたTシャツのステンシルカスタムの方法でした。
道具さえ揃えちゃえば、かなり低コストで長く遊べます。
今回ベースにしたのはTシャツでしたが、秋冬であればスウェットをカスタムするのも良いでしょうね。
もちろん、今回の方法は洋服だけでなく、工具箱やバイクなど身近なものもペイント可能ですよ。
本日もご一読、ありがとうございました。
コメントを残す