こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
アメカジの王道アイテムの一つ、キャンバス・スニーカー。
アメカジ的にナイスなキャンバス・スニーカーをリリースするブランドの筆頭格と言えば、コンバース、ヴァンズ、プロケッズ。
カラーバリエーションの豊富さに加え、プライスも控えめなため、消耗品としてガンガン履きつぶせる気軽さも魅力。
アメカジが好き・嫌い関わらず、ほとんどの方が一足は持っていると言っても過言ではないと思います。
しかし、そんなキャンバススニーカーを、洗ってお手入れしている人って、一体どれくらいいるでしょうか?
洗うのが大変そう? 逆にスニーカーが痛みそう?
安いんだから、洗うなんていう面倒な作業はしないで、ガンガン履きつぶして汚れたら捨ててしまえば良い??
…ノンノン。
それではもったいないですよ。
捨てることがもったいないのではなく、キャンバススニーカーの、一番カッコ良い瞬間を楽しめていないのが、もったいないのです。
ガンガン履いて、汚れたスニーカーがかっこいいのではなく、それを洗った時に見せる表情が、キャンバススニーカーの真のかっこよさだと思うのです。
私の持論ですが、「キャンバススニーカーは、2ウォッシュくらいがカッコ良い。」
新品でも、場合によっては履きおろしする前にウォッシュをかけます、私。
では、キャンバススニーカーを、どうやって洗えば良いか?
ここに一足のオールスターがあります。コンバース・ジャパンの、ABCマートなどに売っている、いわゆるベーシックなもの。
この個体は、実はこまめに洗っているので汚れが目立つほどでは無いのですが、こちらを例に使いながらキャンバススニーカーの上手な洗い方を、必要な道具や工程と共に本日はお伝えしようと思います。
尚、キャンバススニーカーと言ってもいろいろな種類があります。一般的な低価格のキャンバススニーカーであれば今回お伝えする洗濯方法は問題なく使えますが、例えば製品染め・後染めなどの特殊な染め方で作られたスニーカーなどでは色落ちが激しく風合いが変わりすぎてしまう可能性があるのでお勧めしません。
ご心配な場合、まずはスニーカーの目立たない箇所で今回の手法をお試しいただき、問題ないことをご確認の上で自己責任で実行ください。
目次
キャンバススニーカーのお勧めの洗い方
それでは、私が常に実行しているキャンバススニーカーの洗い方をご説明していきます。
端的に言えば、洗剤でつけおき洗いをし、タワシで重点的に洗いをかける流れになります。
1)汚れ具合を観察する
洗う準備をする前に、まずは個体の観察から始めます。
実際に洗い始めた後では水で濡れることで、キャンバスの汚れている箇所が分からなくなりがちですので、この時点で、重点的に洗う箇所の目星をつけておきます。
この個体の場合、アッパーのサイドの部分に黒ずみが見られます。
あと、トゥのラバー部分もなかなか酷いですね。
昔のグランジっぽい格好だったらこれくらいの汚れがカッコよかったりしましたが、今の綺麗めトレンドだと、これはちょっと「汚い」という印象の方が強くなりがち。
インソールは比較的良好。今回、ここはあまり洗わなくても良さそう。
素足にスニーカー野郎は、ここは重点的にウォッシュするべき箇所になってくるでしょう。
2)靴紐を外す
さて、スニーカー側の洗う準備を行います。
靴紐を両方、外します。理由は明確、洗いやすくするためです。
今回、靴紐もしっかり洗っていきますが、例えばこの機会に靴紐を変えるのも面白いですね。
3)道具・洗剤を用意する
ここからは洗濯に必要ば道具を準備します。今回、必要な道具はこちらです。
- 洗剤(オキシクリーン海外版)
- 桶(スニーカーがすっぽり入るサイズのもの)
- 桶(洗剤を溶かすための、小さいサイズのもの)
- 靴洗い用タワシ
- ゴム手袋
用意するものの中で、特筆すべきは洗剤。
今回使うのはこちら、OXI CLEAN(オキシクリーン海外版)です。
ここ重要!
日本で買えるオキシクリーンには2種類あるのですが、キャンバス・スニーカーの汚れを落とす&良い風合いを与えるためには、海外版のオキシクリーンを強くお勧めします。
理由は、洗浄効果・漂白効果が高いためです。
私自身、これ以外お洗剤をこれまで試したことがなく、使い比べからの風合いの比較が出来ないのですが、同じような漂白剤が入った洗剤でも代用できるかとは思います。
ただ、この海外版のオキシクリーンは米国製というのが、なかなかテンション上がります。
もう一つ特筆すべきは、靴用のたわし。
意外に持っていないご家庭もあるかも?
一般的な靴用タワシで良いのでご用意ください。キャンバススニーカーの汚れを落としつつ風合いを出す洗濯をするためには、必要な道具になります。
そして、もう一つはスニーカーを洗うための場所。
洗面台を使っても良いですが、私の現在のオススメはこちら↓↓
4)洗剤(オキシクリーン)を溶かして溶剤を作る
さて、ここからは楽しい作業の始まりです。
1リットルほど水が十分入る大きさの桶をご用意ください。洗剤(オキシクリーン)を一時的に溶かし、溶剤を作る目的で使いますから、小さいサイズで結構です。
今回は写真のような風呂桶で代用。
そこに1リットルほどの水を入れて下さい。
その桶にオキシクリーン、スプーン1杯分をゆっくり投入。
そして、しっかりかき混ぜます。
オキシクリーンは漂白効果が高いことで直接肌に触れると荒れる可能性があるので、ゴム手袋をして作業をします。
溶剤が直接皮膚に触れてしまったり、目に入っちゃった、という場合は、すぐに水で洗い流してください。この辺の注意事項は使う洗剤の注意表記に従ってくださいね(^^)
5)つけおき洗いをする。
用意しておいた、スニーカーが入る大きさの桶に、スニーカーと靴紐をセット。
そこに、先ほど作った溶剤を流し込みます。
躊躇せず、スニーカーにかかるように、ザザーっと入れちゃいましょう。
先ほどの溶剤を入れ終わったら、桶の中でスニーカーがすっぽり浸かるレベルまで水をそっと投入していきます。
スニーカー全体が浸かるように水を張れたら、あとはスニーカーがプカリと浮いてこないように“重し”をします。
ここでは、先ほど使った風呂桶に水を入れて、重しにしています。
ここから、つけおき約2時間。
6)すすぎ&洗い
ということで2時間後、つけおきが完了しました。
ここからは“すすぎ”を行いながら、部分的な汚れを落としていきます。
写真ではちょっとわかりにくいけど、結構汚れが浮き出ています。ただ、以前紹介したヴィンテージデニムの洗い方ほどのインパクトはありません(^^)
洗面台または風呂場など、十分な水量が供給できる場所を確保。
付着した溶剤を水ですすぎ流しながら、靴用たわしで全体をこすって洗っていきます。この時、汚れのひどい箇所を重点的にこすりましょう。
トゥの部分なんかも、ゴシゴシ。
結構、しっかりゴシゴシして大丈夫です。
そもそも、アスファルトの上でガンガン擦り付けられている靴です。タワシのゴシゴシぐらいで、ボロボロになるヤワな作りではありません。
タンの部分もすすぎながら、しっかり。
このタワシでゴシゴシがあるかないかで、仕上がり後の風合いが随分と変わってきます。
インソールもタワシで洗いますが、このインソール部分にブランド名が「ラバープリント」で印字されているスニーカーの場合、あまりこすらない方が良いです。印字が取れます。
私のように、別にインソールのブランド名が消えても構わないって方は、がっつりこすって結構ですよ。
コンバースのようにブランド名が「印刷」されている場合、簡単に消えはしないのですが、念のため消えないことを確認しながらゴシゴシしてください。素足でスニーカー野郎は、ここ大事!
シューホールの穴の中は結構汚れが溜まりやすい部分。ここもしっかり。
ソールのサイドも。
なお、ソールは汚れが落としやすい部分なので、擦ればどんどん綺麗になってくるのがわかり、楽しい作業になります。
裏もね。
頑固な汚れは重点的にこすりながら、あとは全体をすすぎをかねて満遍なく水で流しながらこすっていく感じです。
靴紐も洗いますが、靴紐はタワシは使わず、もみ洗いだけで十分でしょう。つけおき洗いの効果でかなり綺麗になっているはず。
うちではミニ洗濯板を使いますが、特に必要ないでしょう。
7)乾かして完了
全体のすすぎが終わったら、乾かします。
スニーカー&靴紐の水気を軽くとり…
形を多少整えて、干します。
以上で作業は終了です。お疲れ様でした。
洗濯をした後のキャンバススニーカーの姿がこちらです。
1日乾かしました。
パリッと、張りのあるキャンバススニーカーの姿がそこにある。
き…気持ちE!!!
汚れのひどかったトゥの部分は、まるで新品のような佇まいになりました。
サイドからの見た目。
いかがでしょうか?
タンも、随分と綺麗になりました。
これこそ、オキシクリーン(海外版)のパワー。
そして、靴紐も、まるで新品のように。
インソールはもともと綺麗でしたから、違いはあまりわかりません。
例えば、写真のコンバースのように、インソールの印字がプリントの場合、タワシでこすることでカスレた風合いになります。
一方、ラバープリントでブランド名が印字されている場合、タワシでこすると消える(取れる)ことがありますのでご注意ください。
紐を結び直し、完成です。
この時に、靴紐を変えてもいいですよね。
こんな時にお勧めの靴紐は、こちら。
洗うと、風合いが良くなる、キャンバススニーカー
繰り返しますが、私の持論は「キャンバススニーカーは、2ウォッシュくらいがカッコ良い。」
今回は例として白のキャンバスでやりましたが、もちろん、他のカラーでもこの洗濯はオススメ。
オキシクリーンを使って洗うことで汚れが落ちるだけでなく、キャンバスの色味が落ち着き馴染み、タワシを使って洗ったことでキャンバス表面が若干毛羽立ちつつも、生地の目がぎゅっと詰まる。
そして、それが乾燥したことで生地が若干縮み、独特のハリとヨレがアッパーに現れる。
綺麗なのに、風合いがある。
そこにはジーンズと同じように、履く人のスタイルがある。
だから、必然的に、ジーンズにマッチするのです。
洗いあがりのキャンバススニーカーは魅力がいっぱいですよ。
【まとめ】洗ったキャンバス・スニーカーを履きこなそう
ガンガン履いて、汚れたスニーカーがかっこいいのではなく…
それを洗った時に見せる表情が、キャンバススニーカーの真のかっこよさ。
何より、「キャンバス・スニーカーが汚れたら洗って履く」という行為自体が、かなりかっこいい「スタイル」だと私は思います。
皆さんも、ぜひ、お試しください。
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
コメントを残す