こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
桃太郎ジーンズは比較的「ショップ別注」をフットワーク軽く行っています。
アメカジブランドの中でも海外の営業施策に力を入れているブランドで、国内だけでなく海外のショップ専用の別注モデルもたくさんリリースしてきました。
ただ、連発してきたこともあり、最近ではネタ切れ感も?
基本的に、革パッチを変えて、ヒップポケットの出陣ラインの色変え&デザイン変えして、フラッシャー変えて・・・という「フォーマット」になっていますよね。
二番煎じ、三番煎じどころの話ではありませんから、よっぽど贔屓にしているショップの別注でなければ「所有欲が起きない」モノが多いのが正直なところ。
そんな中で、タイで最近、勢いがあるアメカジブランド「Indigo Skin(インディゴスキン)」が、桃太郎ジーンズとのダブルネームのジーンズをリリースしました。
これまでの「どこかで見たことある」別注仕様とは一線を画し、二社の良いところが1本のジーンズに落とし込まれた良作だと思います。
何より、桃太郎ジーンズがダブルネームでジーンズをリリースするのが、珍しい(別注は多いけど)。
目次
Indigo Skin(インディゴスキン)とは?
2009年に設立されたタイのデニムブランド。
>> Indigo Skin
ファブリックは日本のセルビッチデニムを使い、質実剛健な作りは日本のレプリカメーカーと負けず劣らずのクオリティを保ちながら、デザインの一部にタイ王国のトラディショナルなデザインを落とし込んでいるのが特徴です。
日本人的に言えば、「和柄」に相当するデザインとでも言いましょうか。タイの若者にも人気が出てきましたが、色落ちの良さも評判となり、最近では海外での人気も高くなっているブランドです。
Indigo Skin × 桃太郎ジーンズ Lot4
概要
・限定インディゴ染めディアスキン革パッチ
・限定ポケットデザイン
・特殊デザインプリントスレーキ
・その他、ダブルネームだけの特別仕様多数…
今回のダブルネームはどちらかというと「桃太郎ジーンズ」を題材に、Indigo Skinが彼らの得意なバックボーンやインスピレーションを落とし込んだ形になっています。
コンセプトも面白くて、日本人主導では考えつかない内容でして、日本のおとぎ話「桃太郎」に合わせて、タイの「邪悪な巨人」が出てくるおとぎ話をデザインに落とし込んでいるんです。
鬼を退治した桃太郎は、海を渡ってタイのおとぎ話の邪悪な巨人の隠れ家に向かう・・・というストーリー。
日本とタイのデザインのミックス・・・面白いんですよ。
詳細
見所はたくさんあります。細かく変えられた縫製糸の色もそうですが、右ポケットにはIndigo Skinの刺繍ロゴが入っています。
そしてもっとも目立つのが左ポケット。
これはプリントではなく・・・
刺繍で桃太郎ジーンズの出陣ラインを表現。
この刺繍はIndigo Skinが得意な手法で、両社の良いところが落とし込まれた仕様になっています。
そしてこのデザインは桃太郎ジーンズの通常の「家紋」ではなく、タイの古いおとぎ話に出てくる「heaven flowers(天国の花々)」を「刺繍」であしらったデザインになっています。
このモデルだけの、インディゴ染めされたディアスキン革パッチも、特別感あり。
今回のダブルネーム専用、ゴールドの桃ピスネーム。
ボタンフライですが、このボタンも桃太郎ジーンズとIndigo Skinのボタンを組み合わせたモノ。
ヨークの裏に貼り付けられた生地は、インディゴ染めされたサテンのオリジナルを使用。
このデニム生地も今回のエクスクルーシブ仕様。
16ozのヘビーオンスデニムに、耳は桃太郎ジーンズのピンクと、Indigo Skinのイメージカラーのゴールドをあしらっています。
スレーキもインディゴ染めされた特別版。
デザインは、右に桃太郎御一行様。
左に、タイのおとぎ話の巨人。
デニムジャケットやデニムショーツもあり
セットアップで着れるジャケットもあります。
まとめ
両ブランドの特徴が絶妙なバランスで落とし込まれており、見ようによっては桃太郎ジーンズでもあり、Indigo Skinでもあるように見えます。
日本とタイのおとぎ話を組み合わせたコンセプトも大変面白く、デザインも含めてこのレベルのダブルネームは今後、そうは出てこないだろうと思える内容でした。
こんなダブルネーム、待っていた。
なお、日本で買える場所は今のところ無いと思います。
本日もご一読、ありがとうございました。
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