こんにちは、インディです。
「コラボレーション」と聞くと、どういうイメージをお持ちでしょうか???
「ダブルネーム」とも言ったりしますが、
基本的にはどちらかのブランドの商品を、若干アレンジしたもの、というのが世に多いのが現状です。
例えばスニーカーで多いのは、
ベースのモデルから素材と色を変え、ロゴなどを落とし込んだセミ・カスタムパターン。
ジーンズだと、
生地は既製のものと同じで、シルエットを変えたり、革パッチなどをコラボ用にアレンジした、こちらもセミ・カスタムパターン。
なかなか、両ブランドがゼロから企画したアイテム、というのは業界にあまり見当たりません。
そんな中、異彩を放つコラボモデルを出し続けているブランドの一つが、
世界に誇る日本人デザイナー、JUNYA WATANABE。
そのJUNYA WATANABE とリーバイスのコラボが、毎回面白い。
リーバイス社ってこれまでも多くのブランドとコラボレーションしてますが、
セミ・カスタムなものが多く、結局主役はリーバイス。
しかし、JUNYA WATANABEとのコラボは、違う。
JUNYA WATANABEのエッセンスがめっちゃ強い。
例えば、これとか。。。一瞬、目を疑うようなパンツ。
既製モデルのアレンジでは無く、一から企画しました、というコラボモデルが多いのです。
そんなJUNYA WATANABEがリーバイスジャパンとコラボレーションした
新しいジーンズが登場。 これ、かなりいいモデルですよ。
Junya Watanabe MAN x Levis® Cotton Denim Pants
やや細身のストレートシルエットですが、前面から見るとダブルニー仕様になっていて、ワークテイストを感じさせるモデルになっています。
比較的シンプルかな?と思わせて・・・
キャラの濃い、バックスタイル(^^)
目立つ部分で言えば、
バックシンチ、剥き出しリベット、大きめのポケットなど、1900年代初めのアーカイブのディテールを盛り込んでいる点。
何より、特筆すべきところは、
パターンに立体カットを取り入れ、さらにその立体カットの縫い目を、
「隠すのではなく、逆にダブルステッチ&トリプルステッチで目立たせる」という、なんとも誰も思いつかないようなディテールを盛り込んできました。
いやー、面白いですね。この遊び心に、ワクワクします。
股下にも、剥き出しリベット。ジッパーフライです。
縦長のポケット+リーバイスのアーキュエイトステッチも、目立ちます。
もちろん、赤タブも。
なんだろう・・・
本来はワークテイスト強く、バタ臭い印象になるはずのディテールを組み合わせてるのに、
細身+立体カットで、シルエットが美しく、デザイナーズデニムらしいファッション性に溢れています。
着用画像を見れば、クセのあるディテールにもかかわらず、後ろ見も綺麗。
これぞJUNYA WATANABEって感じです。
以前のジャケットも、カッコよかったなぁ・・・。
これだけアレンジを加えるのであれば、
リーバイスとのコラボの必要は無く、Junya Watanabeのオリジナルとして作れば良いのでは?と思うのですが、
Levi’sとして出すことに意義を見出し拘っているJUNYA WATANABEって、やっぱり面白いと感じるのです。
本日もご一読、ありがとうございました。
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