こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
とうとう・・・というか。
ちょっと前から3ヶ月に一度の季刊誌になっていたアメカジ雑誌の『Daytona BROS(デイトナブロス)』。
そのブロス。
先日、編集長の小川さんご本人のインスタにて、小川さん自身がDaytona BROSの出版社「ネコ・パブリッシング」を退社されたこと、そして今月発売号をもってBROSは休刊になること、が告知されました。
休刊とは言いますが、BROSは小川編集長が10年前に自ら立ち上げた「実質小川編集長の雑誌」であったため、退社されたことによる「廃刊」であろうと思います。
わたしもご縁を頂き、小川(元)編集長とは何度かお食事させて頂きましたが、表裏の無い兄貴分な性格で、誰にでも分け隔てなく、業界素人の私にも色々な話を包み隠さず、オープンにお話いただけたのが印象的でした。
考えてみれば、ブロス(=小川編集長)は今の出版不況と呼ばれる世の中で、驚くほどアウトローな存在だったと思います。
広告収入や雑誌の売れ行きは気にせず「俺達が紹介したいものしか掲載しない」という、不況下とは思えないほど仕事を選び(!?)、「わがまま」で「非商業的」で「不器用」なスタイルを貫いてこられました。
結果、非常に偏った誌面でしたし、それがブレないBROSの魅力だったと思います。
尚、小川(元)編集長のお兄さんは、ライトニングのモヒカン小川氏。
小川(元)編集長は人との付き合いを何よりも大切にし、編集長自ら各地に取材し、記事の多くを編集長自らが執筆するという「取材屋さん」スタイル。
なんと、掲載用の写真もご自身で撮影されることもしばしば。
出荷前の最後の入稿も、編集長自らがデザイナーにベタ付きで仕上げていました。
…なかなか信じられないでしょうが、本当に、そんな感じで毎号のBROSは作られていました。
以前、私自身で小冊子を作ってみたので、書籍を作ることの大変さは身に染みています。
BROSの製作は少数精鋭のチームで回していたのも存じ上げていましたし、スタッフの皆さんは毎回相当な激務だったに違いありません。
昨年にはBROS10周年+50号記念と合わせたアニバーサリー誌面を出したばかり。
休刊は残念ですが、良い区切りとなられたことでしょう。
これまで本当にお疲れ様でした、そして毎回楽しい記事をありがとうございました。
次号の最終号、最後のページまで拝読します。
小川さんが辞められる事情は様々あるでしょうが、今のアメカジ業界を盛り上げた功労者の一人であるに違いなく、何よりその人望で沢山の関係者に日々囲まれているのを目の当たりにして来ました。
そんなことですから、「小川さんがどこで仕事をしようが、また一緒にやりたい」という多くの関係者がいるのは事実。
次の展開にも自ずと期待が高まります。
体の芯までアメカジに染まっている小川(元)編集長による、アメカジの未来のための新しいチャレンジに私達は注目していきたいと思います。
まずは一区切り。
小川さん、本当にお疲れ様でした。
本日もご一読、ありがとうございました。
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