こんにちは、インディです。
オリジナルジーンズのアイデンティティの一つとなる、
パッチの制作を、今回進めていきます。
各ブランドのジーンズの後身頃につけられるパッチには通常、革製と紙製があり、1900年代初頭には一部に布製のパッチも見かけます。
とはいえ、やはり履き込んだ際の「かっこよさ」を考えると、「革パッチ」が良い。
ということで、UNION GARMENTの吉田さんに協力を頂きながら、
革パッチの生産工場さんからスワッチ(素材見本)を短期的にお借りしました。
デザインも決まってませんが…
今日は、どんな素材があるのか、ざっと見ていきましょう。
目次
選択できる革パッチを見てみよう。
まず、想像以上にたくさんの種類があり、驚きました。
お借りしたスワッチ(素材見本)には、革の素材や印刷の仕方別に、理路整然とサンプルが貼り付けられています。
紙パッチやプラスチック製のパッチのサンプルなどもあり、全部で100種類は超えていました。
あまり使われることのない革素材の見本もあり、
「この革だと、履き込んだ後にはどんな表情を見せるのだろう?」と想像を張り巡らせていると、何時間も経ってしまいます。。。 (これだけで、お酒が飲める。)
全て写真に撮りきれなかったので、私が気になった素材を中心に、以下掲載してみます。
あなただったら、どれを選びますか?
牛革(表革)
牛革。多くのブランドの革パッチはこのあたりだと思います。履き込んだ後の姿も想像しやすいですけど、白や黒はレザーっぽくなく見えますね。
牛革(ヌバック)
レプ系ブランドではあまり見かけないヌバックタイプ。型押しの発色も悪くなりません。
とはいえ、他のものに比べると、若干安っぽく見える印象でした。
牛革 シュリンクタイプ
厚みが比較的ある素材群。特にナチュラルカラーのものは経年変化で大きく色味の表情が変わりそうですね。
素材の特性上か、型押しの印刷面は文字などの細かいパートが潰れがちになっています。シンプルなデザインの場合はこれでいいかと思いました。
鹿革
柔らかく、耐久性・耐水性もある、気にある一品。
デザインの出方も細かく、綺麗でした。
ゴート(山羊)
こちらも気になります。ゴートは柔らかく、耐久性もあり、手袋などにも使われる素材です。
表面にシボがあるので、印刷の細かい表現は比較的苦手と聞いていましたが、サンプルを見る限り、他のものよりも綺麗に印字できている気がします。
シープ(羊)
薄く、柔らかいのが特徴のシープ。全体的に印刷の再現性が弱そうです。複雑なデザインには不向きかもしれません。
と、まぁこれ以外にも沢山の種類があり、今回、私の方では好みで5種類くらいまで絞り込みましたが、そこから「1つ」に絞るのが大変。
どれもカッコよく見えてくる。。。
次回は決めた素材と、デザインに関してお話できればと思います。
本日もご一読、ありがとうございました。
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