こんにちは、インディです。
今回、革パッチの素材に関して、いろいろ悩みました。
スワッチを眺めるのが楽しすぎて、思いのほか時間をかけてしまいました。
今回、素材を決めるにあたり、同時に進めていた印刷デザインが、革の選定に関連してくることとなりました。
その詳細もお話ししたいと思います。
牛革ではなく、ゴート・シカ革が好み
今回、スワッチを見ながら、私のイメージするものとしては牛革よりも、ゴート・シカ革でした。
革上のデザインの印刷色は別途指定できるので、スワッチの見本の印刷色に惑わされないように、慎重に革の素材を選んでいきます。
悩んだのはこの辺。
まずはシカ革。
表面がスムーズで、高級感を感じます。ウエアハウスなんかもこのあたりなので、馴染みありますよね。
お次はゴート(山羊)。
印刷色のせいもあると思いますが、高級感あり。この質感が好き。
次もゴート。
先ほどのゴートとは表面のシボが変わっています。
同じ革でも、表面の質感が違う・色味が違う・厚みが違う、など様々。
今回、スワッチを見ながら比較したとき、ゴートの持つその高級感に目を奪われました。
また、手袋等にも使われることもあり、耐久性もあります。
今回、私としてはこのゴートを使おうと思い、発注直前まで進めたのですが、
別途で進めていたデザインを「再現できない可能性が高い」との工場のお言葉でした。
ゴートでは再現できない理由
ゴートの表面を見るとシボ(シワシワしたやつ)があるのが確認できます。
これを見て、良い雰囲気・質感だと思ったのですが・・・
要は表面が荒れているわけですから、この上にデザインを印刷をする場合、細かいデザインだとカスれたり、文字なども潰れたりしてしまう可能性があるようです。
つまり、ゴートのパッチは、シンプルなデザインに適している、ということ。
「印刷面がかすれちゃっても味があって良いのでない?(そんなブランド沢山ある)」
と思ったりもしましたが、想像以上に「ダメ」な結果が怖かったので、もう一つ候補に入れていた「シカ革」を今回、選択することにします。
印刷+型押しで入れる予定のデザインが映えるように、革の表情も比較的明るい色を選択。
シカ・鹿革はネイティブ系が好きな方にはおなじみ、メディスンバッグや、ジャケットにも使われる革であり、
耐久性・耐水性があり、かつ長年の使用により「良い雰囲気」を見せる素材ですから、長く美しく履きたいジーンズに合っています。
私の持つ、20年前のウエアハウス1001XX。
この革パッチのように、長く、デザインを保てる素材をイメージしています。
次回はデザインに関して。
色々と失敗・試行錯誤がありました・・・この失敗体験もお話しします。
今日もご一読、ありがとうございました。
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