こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
リーバイス社がリベットで補強するパンツを特許申請し、その申請が正式に受理されたのが1873年5月20日。
そこで、リーバイスは毎年5月20日をジーンズの誕生日とし、「501DAY」として様々なプロモーションを行ったり、限定モデルの販売をしたりしています。
間も無く迎える2020年5月20日の【501DAY】に向けて、リーバイスは近年の限定の中でも一際尖がったものを用意してきました。
それが、リーバイス【ゴールデンチケット501】(501 1971年モデル)。
本日はその詳細をカタログスペックで見ていきましょう。
目次
リーバイス1971年モデル【ゴールデンチケット501】
詳細
今年の501DAYに向けて、LVC(Levi’s Vintage Clothing)名義でリリースされる限定モデルは、501「1971年モデル」の復刻です。
1971年のモデルと言えば、いわゆる「66前期」にカテゴライズされるモデル。
今回の限定数は501本。
何が特別かと言うと、その数量の少なさだけでなく、
『レッドタブくじ』がついていること。
…何?
『レッドタブくじ』とは??
このモデルのベースとなる1971年は、リーバイスのピスネーム=赤タブが、ビッグE→スモールeに変更になったとされる年。
1971年にはその両方のタブの商品が混在して製造され、流通されていたとあります。
今回の限定モデルは、その「赤タブ表記の変遷」がコンセプトとなっており、1971年モデルがセレクトされた理由になっているのです。
そして、なんと!
この限定501本の赤タブは全て金箔に包まれた状態で販売。
それがクジのようになっていて、購入してこの金箔をペロっと剥がすと、本来の赤タブが現れるのですが…
それが2種類あると言うのだから…トリッキー!
スモールeの赤タブと…
ビッグEの赤タブ。
買って、金箔を剥がさないとどっちが付いてるか分からないシステムと言う、前代未聞な商品なのです。
しかも、上の写真をみて、ビンテージに詳しい方は“ピンっ”と来たかも知れません。
このビッグEのタブ、なぜか「均等V(LEVISのVの文字が左右対称)」の刺繍のものを採用しているのです。
なぜ!?
この1971年当時のビッグEタブは通常「不均等V」なので、確信犯的に「均等V」のタブを選んだのか、それとも作る側が違いを知らなかった(流石にそれは無いと思う)のか、
謎は深まるばかりですが、「均等V」だとすると… うん、これはこれで、イレギュラー価値が付加されそう。
きっと店頭では、ビッグE狙いで40年前のビックリマンチョコのように、パッケージだけ破っちゃうやつとか…金箔の上から盲牌しちゃう人がいるかも??
…流石にそういうのは出来ない販売方法になっているとは思いますけど、果たして(汗)
あと、今回のデニム生地は、2017年に閉鎖されたあのコーンミルズ・ホワイトオーク工場のセルビッジデニムが使用されています。
それも含めて、今回の限定モデルは、単体でみると良い一本と言えるでしょうけど、
それが霞むほど、このモデルの特徴が全て「赤タブくじ」に持ってかれちゃうほどのギミックのインパクト。
どっちがアタリ?
で、どっちのタブが良いか?と言うと、これは「ビッグE」になります。
なぜなら・・・
501本の限定の内、「ビッグE」は、たったの5本!
1%以下って…いやいや、どんな確率よ(笑)
しかも、世界で販売される訳だからさ…競争率、半端ない。
と言うか、競争のしようが無い。クジですからね。
それに、この本数だとそもそも日本に「ビッグE」バージョンが入ってくるのかどうかも、分かりません。
さらに言えば、マイサイズにはそもそも一本も「ビッグE」バージョンがこの世に存在しない可能性があると言うことですよね。
いやいや…これはちょっと、公平なクジとして成立しない確率な気がしますけど…
リーバイスの方ならどの個体がビッグEか、ご存知だったりしないかな?
だとしたら、ごく一部の身内の手に渡ってしまうとか、無いのかな…とも勝手に邪推しちゃいます。
総括
以上、2020年の501DAYの限定モデル【ゴールデンチケット501】でした。
販売価格は60,000円(+税)。
え・・・(汗)
60,000円でクジとか、ヤバすぎる。
昨年の「日本語表記 501」といい、リーバイスは限定モデルの販売価格に関して、ずいぶんと方針展開したようですね。
その前の501本限定の「ミラージーンズ」の時は37,000円(+税)でしたから。
今回、数のバランスが違いすぎるため、スモールeとビッグEでは、根本的な価値が変わります。
それが同じ価格で販売されるということ。
射幸心を煽られる性質のものであり、今までに無い面白いモデルですけど、賛否ありそうです。
もはや、これはファッションの売り方では無い。
価格が3万円台ならまだ、面白いな〜!って叫べるのですが。
私の感覚としては、普通にスモールeとビッグEタブモデルをそれぞれ限定数で併売しても良かったと思うんですけどね。
もしくは、2本1セットで専用ボックス入り。
という訳で、この限定モデルの将来的な価値を感じて購入を考えている皆さんは、ご注意ください。
おそらく「ビッグE」の方は、あっという間に20万円を超える高値で取引されるようになると思います。
一方で、「スモールe」の方は、しばらくは売価以下、4〜5万円程度でしか取引が成立しないと予想します。
価値が下がってしまうのは「ハズレ」の方の宿命・・・しかも元の売価が高すぎるので(LVCの復刻のリジットモデルが3万円前後であることを考えると、本来の商品価値より高く設定されすぎ)。
そんな賭け事に身を投じることをなく、
もともと、スモールeの1971年復刻モデルを6万円で買うという大前提で、購入するか否かを検討した方が良いでしょう。
販売情報
・Levi’s® Vintage Clothing 1971年モデル 「ゴールデンチケット501」
・限定数:世界501本
・発売日:2020年5月20日(水)
・発売店舗:リーバイス原宿 フラッグシップストア / 公式オンラインストア
・価格:60,000円(+税)
・ベース:1971年モデル
尚、前回、501本限定でリリースされた「ミラージーンズ」は、オンラインストアでは瞬殺。
一方で、店舗だと比較的買いやすかった、と言う情報が寄せられました。
今回も同様?
それとも、新型コロナの影響もあり、オンラインストアの数が厚め?
…それはまだ分かりませんが、気になる皆さん、購入トライしてみてはいかがでしょうか。
本日もご一読、ありがとうございました。
6万円、、、1%、、、う~ん、、、。
>ノブさん
う〜ん・・・ですよね。