こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
先日、実家で過去のデニム関係の書籍をパラパラと眺めてました。
こちらは2011年にワールドフォトプレス社から出た、『ザ・ジーンズ』。
293ページというボリュームに、ヴィンテージの資料が充実。ぼんやり眺めてても楽しめる一冊。ヴィンテージデニム好きなら、マストバイ。
その中に、サンフランシスコのリーバイス本社にある博物館に展示されている、実際に昔の工場で使われていた設備のページがあり。
この道具のページが目に止まりました。1900年代に使われていた道具、とのこと。
この緑のホームベース型の塊。
これ、資料によりますとヒップポケットの「抜き型」らしいのです。
これをデニム生地の上に置き、その上の写真のハンマーでガンガン打ちつけ、裁断していたと思われます。
今、デニム工場ではデニム生地を何枚も重ねて、電鋸でまとめて裁断される工程になっていますが、考えてみれば昔はそんな電鋸のような設備なんてなかったでしょう。
じゃあ、どうやって裁断してたのか?
私は想像で、ハサミでチョキチョキ切ってたのだろうと思ってましたので、この「抜き型」を改めて見た時、ちょっとびっくりしました。
「抜き型」と聞くと、今なら革をカットするための道具を思い浮かべます。
こういう鉄の枠を革の上に置き、プレス機でプレスしてレザーをまとめてカットするもの。
これがデニム生地に使われていたということも意外でした。
当時のリーバイスの工場ではきっと、裁断のためにこの「抜き型」をハンマーで叩く音が、工場に響き渡っていたに違い有りません。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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