こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
月に一度のお楽しみ…、月刊ライトニング。
この1〜2年間、以前と比べてこだわりのアメカジファッション色が薄れてしまっており個人的には残念ですが…、もう別の雑誌=ライフスタイルマガジンであると考え、毎月読み続けていると、時に新しい発見や驚きを提供してくれる号もあるワケで。
まさに今月号がそれ。
『植物特集』、期待値の10倍、面白かったです。
目次
ライトニング 2018年6月号 vol.290
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今月号のメインの特集は『植物』。インテリアとしての植物の特集で、サボテンを含む多肉植物がメインでした。
私自身、今まで植物に全く興味がなかったこともあり、誌面全てが新鮮。
見たことも無い珍しい種類の植物、育て方、植物を飾るための鉢、アートとしての見せ方、そして盆栽。「男らしい植物」という特集名を聞いたときはスルーする予定でしたが、読んでみるとめちゃくちゃ面白かった。
私たちの父親や祖父世代(サザエさんの波平世代)って盆栽にハマる人って多かったですが、今回紹介されているのは、その現代版って感じですね。
ジーンズもそうですが、「時間をかけて育てるアート」って遺伝子的に男心をくすぐるのかなぁ?
多肉植物は育てやすく、また場所も取らないので、多くの読者がこの誌面を読んで再現しやすいという内容というのもポイント高し(最近、ライトニングは簡単に真似できない車や家の内容が多かったから…)。
騙されたと思って、一度目を通して見ることをお勧めします。新しい見聞が広がりますよ。
その他には、これからの季節気になるアロハ特集・・・ですが、若干広告混じり。他は、がっつり広告記事っていう構成でした。
ライターさんに注目する雑誌の楽しみ方
私の、雑誌を読む時の楽しみ方。
面白い記事・心惹かれる記事を見たときは、そのライターさんおよびフォトグラファーのお名前を見て、その方が他にどんな記事を書かれていたのか・・・と過去の号まで遡って探して読むこと。
そうすると、ライターさん・フォトグラファーさんごとに特徴があることに気付くのです。
今号のライトニングでいえば、ライター:佐藤周平さんの担当の記事は全て、植物に興味がなかった私でも本当に面白く読ませて頂きました。
だから、今号は面白く感じたのかも。
佐藤周平さんのことをお恥ずかしながら全く存じ上げませんが、もともと「植物」が好きな方では無いでしょうか?「植物」に興味がない人はここまで魅力的な記事は書けないような。視点、チョイス、キャッチコピー、文章、インタビュー、書き手の“好き”の想いが詰まった良記事ばかりでした。
他の方の書かれた記事と温度差がありすぎ、今号は過去イチ、ライターさんの違いがわかりやすかった号かも(笑)。ひょっとしたらこの佐藤さんの持ち込みの特集企画なのかもしれないと邪推するほど。
今号はライトニング、佐藤周平さんに救われたと思いますし、つまり、雑誌を作るのは結局は人なんだ、と感じた次第。
どんなテーマ(特集)でも、書き手側の力で面白くもつまらなくなる。
ちなみに、私が今一番面白いと思っているCLUTCHマガジンでも、「この特集記事、いいなぁ」って思ったものを見返して見ると、やはりライターにこの佐藤周平さんの名前が出てくるんですよ。素晴らしい記事を書く方ですね。
雑誌について、思うこと。
雑誌作り、製作者側の立場になって考えると、本当に大変な時代だと思います。テレビもそうなんですが、広告のビジネスモデルの限界とでも言いましょうか。
SNSなどを含め情報源が増え、それに伴い私たち消費者側の目が肥えてきたことで、どれだけ上手に広告(ステマ・広告記事含む)を作っても、もう見透かされてしまう & 私たちは見透かしてしまう。
書き手が本当に好きな事を誌面にしているのと、そうで無いのとでは、明らかに誌面に帯びる熱やその雑誌の色が変わって見えるから、不思議。
後者の場合、やっぱり読んでても「つまんない」んですよね。好きでは無いものを好きだと言い聞かせて誌面にしている「書き手の罪悪感」が漂うっていうのでしょうか。
本音が飛びかうネットの情報の方が時にリアルだったりするから、これからもTVや雑誌から離れてしまう人が増えると考える方が自然でしょう。
今回の例でいえば、ライターの佐藤さんのような素晴らしいライターさんが雑誌側にいる事が救いではありますが、一方でそんな優秀なライターさんが「自分の好きなものだけ」をウェブで情報発信したら、もっと面白いのではなかろうか・・・
そんな状況下で紙媒体が優位性を保つには、優秀なライターさんの囲い込みが重要だと思いました。
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
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