こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
湘南発のレザー&ジュエリーブランド、Lucky John(ラッキージョン)。

本日は前回(その①【ラグウォレット・レザー・レディース・財布】)の続き。
ラッキージョンの魅力はラグ・レザーのアイテムだけではありません。
せっかくお店に足を運ぶのであれば、シルバージュエリーにも要注目ですよ!
専属彫金師の田中さんの手で、ネイティブアメリカンの間で使われてきた伝統的な彫金技法を駆使して作り出されるネイティブ系のシルバージュエリーは、使い込んで経年変化させることでその魅力がさらに際立つものばかり。
特筆すべきは、その田中さんの伝統的な技術と膨大な経験と知識、そして「卓越したセンス」に身を委ねての「自分だけの完全オーダーメイドジュエリー」が可能なのもラッキージョンの大きな特徴。
本日はラッキージョン の魅力【その②】として、シルバーアイテムについて語りたいと思います。
目次
ネイティブアメリカンの持つ「空気」まで再現するシルバージュエリー
ラッキージョンのシルバージュエリーは、藤沢店におられる彫金師の田中さんが全て手作りで製作されています。
ゴローズで有名になったネイティブ系アクセサリーですが、元をたどれば100年ほど昔、アメリカのホテル事業を行う会社による「お土産のインディアンジュエリー」です。
その時代のジュエリーには、歪さや不調和さ、良い意味でのチープさが特有の「空気」を醸し出し、それが手作り感の強い温かみのある魅力を放ちます。
その空気感を実に上手に表現される日本人彫金師の一人がラッキージョン ・田中さん。ネイティブジュエリーに興味がある方も、そうでない方も、彼の作品の数々は一見の価値ありです。
ラッキージョンの店頭で用意されている既存のラインナップも雰囲気があって魅力的なのですが、今日は特にジュエリーの「オーダーメイド」の魅力を、私のコレクションの写真を使いながらお伝えしたいと思います。
魅力1:フルオーダーメイドが可能なシルバージュエリー

ここに一つのバングル(ブレスレット)があります。私が週イチで着用しているものです。
これは6年ほど前に、私が妻との婚約時にラッキージョンでフルオーダーした、婚約指輪ならぬ「婚約腕輪(バングル)」。
妻の誕生石であるターコイズを中央に添え、周りの模様も全てラッキージョンの彫金師の田中さんに相談させて頂きながらオーダーメイドで製作して頂きました。
このように、目的に合わせてゼロベースからオーダーメイドが出来るのがラッキージョンのシルバージュエリーの魅力です。

このターコイズもいくつもの候補から選ばせて貰いました。
美しいディープブルーの中に満遍なくウェブ(模様)が入った、素晴らしい石を用意して頂けました。

バングル(ブレスレット)内側には、英語で(婚約の)誓いの言葉と日付を彫り込んで貰っています。今でもこのブレスレットを身につける度に妻との初心を思い出し、一人でほっこりしています。
そんなこともあり、装着している時の自己満足感が半端ありません。
私は散々、色々な有名所のアクセサリーにお金を使ってきましたが、一番大切なアクセサリーは何かと言えば、このバングルです。
死ぬまでそばに置いておくことでしょう。 私にとって、最強のコスパアイテム。
大切な記念として、自分だけのオリジナルジュエリーを、確かな技術を持つ方が魂を吹き込んだ訳ですから、もはや価値のつけようがない存在です。

バングル周りの模様もタガネで深く打刻されていて迫力あります。それだけでなく、シルバープレートを切り出した図柄を貼り付けるなど様々な技法が組み合わされています。
これら何気ない模様にもネイティブアメリカンの中で意味があるのですが、この「婚約記念」のフルオーダーに際して彫金師の田中さんが「(家族を)守る」というコンセプトでデザインを落とし込んで頂きました。
そういう血の通った、心の通ったやりとりができるラッキージョンのシルバーは、本当に特異な存在。

緑がかった鮮やかなターコイズブルー、本物のゴールドを使ったプレート、それらに対して黒ずんできたシルバーとのコントラスト。
ネイティブアメリカンの空気感。 高い技術と、卓越したセンスで製作されたことで放つオーラ。
ネイティブ系バングルとしての完成度が非常に高いのは言わずもがな、私と家族にとっては「モノ」という概念を超えた「宝物」。
女性に婚約指輪をあげた後、男性は永遠の愛を誓ってラッキージョンで「婚約腕輪」を作るって、「粋」だと思いませんか?
Lucky Johnの「Engagement Bangle(婚約腕輪)」。 流行りそうな雰囲気はあるなぁ。
細身にアレンジして女性のためにオーダーしてもいいと思います。

随分前に結婚しちゃったよって方。 今からでも良いじゃないですか??
結婚10年目の節目とかでも素敵ですよね。
「あなたへの愛の誓いの言葉を刻むから」って言えば、お嫁さんの承諾はきっと得られるはず(笑)
尚、オーダーはバングルだけではなく、リングやペンダント、コンチョなど、シルバーと名のつくものは何でも受けて頂けたと思います。
フルオーダーのネイティブ系ペンダントも素敵ですよね。。。夢が広がるでしょう?
魅力2:無茶なオーダーでも期待以上の形に仕上げてくれる田中氏

シルバーのブレスレットやリング、ペンダントトップやコンチョなどがオーダー出来るのは言わずもがな、ちょっと変な(?)オーダーにも完璧に対応いただけるのが魅力。
例えばこのターコイズ付きレザーブレスレットは、元々は15年ほど使ってきたゴローズのレザーブレスレット。
それが切れてしまったのですが、長年連れ添ってきたブレスレットだったので捨てるに捨てられず、彫金師の田中さんがいるラッキージョン藤沢店にダメ元で持ち込み、ターコイズ付きの新しいブレスとして「転生」して頂きました。

私の希望を田中さんはヒアリングしながら、その場でイラストを描きつつ、完成イメージをすり合わせていく流れでした。
愛着のある切れてしまったブレスレットが、想像以上のクオリティの新しいアイテムとして蘇った日の感動は、言葉に出来ません。
ラッキージョンはいつも、モノ以上の何かを届けてくれます。だから、大好きなの。

レザーのブレスレットにシルバーを接続するメソッドや、フックの形状も田中氏任せでOKでした。

高い技術を有する方に直接、あれこれ相談しながらオリジナルのジュエリーを作ってもらう喜び。
前回のその①で述べたレザープロダクトにも通じますが、ラッキージョンの魅力は高い品質の商品だけではなく、その「コミュニケーションと製作プロセス」にあります。
それ故に雑誌や、このブログなどではこの本当の魅力は伝えようがありません。実際にお店まで行き、自分だけのアイテムを手にした人だけが感じることが出来る特権なのでしょう。
魅力3:ラッキージョンのJOJOVA。
以前はラッキージョンのシルバージュエリーの中に、彫金師HISAOさんによるブランド内ブランド『JOJOVA(ホホバ)』が展開されていました。

「ネイティブ系のシルバー」ってこれだろ?みたいな固定概念の枠にハマることなく、力強くも繊細でデザイン性の高い数々のジュエリーを発表していた、私の大好きなシルバーブランドの一つです。
数年前にHISAOさんはラッキージョンを卒業され、現在は『Easter Blue(イースターブルー)』というショップを立ち上げ、そこでそのJOJOVAや、オリジナルのアパレル・雑貨を展開されております。
お店の場所はラッキージョン鎌倉店のすぐ近くなので、ラッキージョンに行った暁には是非足を伸ばしてその作品の数々を見てもらいたいもの。

これはラッキージョンに在籍時の「JOJOVA(ホホバ)」の作品の一つ。
ネイティブアメリカンの雰囲気は残しながらも、HISAOさんの感性でアレンジされた力強い作風は、男なら直感的にかっこいいと思えるアイテムばかり。非常に素晴らしいアーティストでした。

一点モノで製作されるジュエリーは一期一会。 人の出会いと同じでそこには運命が存在します。このターコイズ・フェザーバングルは、HISAOさんが製作完了した旨をブログで書かれたのを見て、すぐに鎌倉のお店に飛んで行って買ったもの。運命を根性で引き寄せた思い出の一品(笑)
今でもよく装着しています。そろそろ磨かないと・・・。

荒々しく手彫りされたフェザーの模様が良い味を出しています。 フェザーをモチーフにしたペンダントやブレスレットってたくさんありますが、このフェザー模様をどう表現するかで彫金師のセンスが分かります。
先述の田中さんといい、HISAOさんといい、技術とセンスの高い職人が集まっている「ラッキージョン」という存在が、やはり魅力的。

こいつもやっぱり宝物。

こちらは同じJOJOVAのイーグルリング。
立体的な造形ですが、型は使わず地金の削り出しから彫金されています。


HISAOさんの作り出すレディース向けのジュエリーも素晴らしかったです。

HISAOさんの昔のブログから写真を拝借。左が妻、その腕に輝いているのがレディースのバングル。

私がラッキージョンが好きだということを知っている彼女(現在の妻)が当時、こっそり鎌倉に行ってHISAO氏と相談しながらオーダーしてくれた、ペンダントトップ。

HISAO氏らしい表現のイーグルヘッドに、妻が選んでくれたターコイズがセットされた一品。
JOJOVAはフルオーダーは出来ませんでしたが、店頭でターコイズを選んで、それを元に組み合わせてくれるってことはやっていました。
で、そういうオーダーをして作ると、出来上がるまでに数週間待つんですよ。すぐに受け取れない。でも、その「待ち時間」がまたいいのです。

これだけの立体感のある造形にも関わらず、リングと同様に鋳造(型への流し込み)は一切使われず、全て地金を切って・叩いて・曲げて・削ってを繰り返して彫金されたもの。
型を使った鋳造ではこの迫力は出ません。

今となっては貴重な、JOJOVAとLUCKY JOHNの併記ロゴ。
これらのJOJOVAアイテムは今はラッキージョンでは置いてません。
今ならEaster Blue(イースターブルー)』で購入(オーダー)可能だと思います。
高い技術を持ちながら、フルオーダーを受けてくれる杞憂な存在

私自身の趣味の一つとして彫金やレザークラフトを嗜むようになり、レザーアイテムやシルバーアイテムに関しては見る視点が随分と変わりました。
そうすると、ラッキージョンがますます好きになってしまった。それだけ、彼らの物作りとそのプロセスは魅力に溢れています。
シルバージュエリーのフルオーダーを、このクオリティで仕立ててくれるところはあまり聞きません。似たようなネイティブ風のオーダーで作ってくれるところはいくつか知っているんですが、「ネイティブアメリカンの空気感」をどこもここまで再現できないんですよ、不思議なもので。
ネイティブ系ジュエリーが好きな方であれば、一生に一度はラッキージョンで、自分だけの(または大切な人のための)フルオーダーをして見ることを強くお勧めします。
【まとめ】やっぱり…1度行ってみると良いと思うのです。
先日から2回に渡ってラッキージョンの魅力を伝えるべく長々と書きましたが、とにかく「百聞は一見にしかず」なのです。
店舗に足を運び、モノに触れて見てください。
あなたの人生をほんの少し豊かにする体験が、そこに待っていますから。
ラッキージョンのお店の地図
<ラッキージョンズストア 鎌倉店>
レザー・ラグ関係アイテムが充実した店舗です。ウォレットやバッグのオーダーをするにはこの店舗が良いでしょう。
住所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜1-1-13
TEL:0467-25-5155
<ラッキージョンズストア 藤沢店>
シルバーアイテムが充実したお店です。彫金師の田中さんがおられるのがこの藤沢店。ジュエリーのオーダーメイドのために足を運ぶ際は、事前に電話等で来店する旨の確認をしておくのがベター。
住所:神奈川県藤沢市南藤沢8-12
TEL: 0466-28-7566
そして、今日記事にした、ラッキージョンから独立されたHISAOさん(JOJOVAの彫金師)のお店はこちら。
ぱっと見イカつい風貌とは真逆の、優しいHISAOさんとの会話と作品の数々をお楽しみ下さい。
<Easter Blue>
住所:神奈川県藤沢市南藤沢8-12
TEL: 0466-28-7566
最近はインスタもマメに更新中なので、宜しければフォローください↓
本日もご一読、ありがとうございました。
男女問わず一生愛せるプロダクト『Lucky John(ラッキージョン)』の魅力をとことん語りたい。その①【ラグウォレット・レザー・レディース・財布】
コメントを残す