こんにちは、インディです。
ラグを使用したレザーバッグ等で有名な鎌倉のラッキージョンに、ちょっと前までHISAOさんという彫金師がいまして。
ラッキージョンとHISAOさんとJOJOVA
そのHISAOさんは「JOJOVA(ホホバ)」という、ご自身のオリジナルのアクセブランドをラッキージョンの中で立ち上げ、店内で展示・販売されていました。
店が開いている時も、HISAOさんは常に彫金台に向かい制作作業されていたのですが、このJOJOVAラインのアクセが、まぁ・・・かっこよかった。
ネイティブ系のシルバーアクセではあるのですけど、独特なデザインと実物から醸し出す”迫力”に、私は一目で魅了されたものです。
例えばこのターコイズ付きのイーグルバングル、実物のオーラ半端なかった。
このJOJOVAは全て、型にシルバーを流し込むキャスト製作ではなく
シルバーを”切って・削って・叩いて・磨いて”の「彫金」で製作されていました、、、すごく時間がかかる「手作業」です。
(尚、今のゴローズなどはキャスト=型で半量産できるタイプの製造法)
当時のJOJOVAのオンライン販売サイトが残っていないのが残念ですが、「ネイティブ系」という枠には収まらない、無骨でクールで力強い、彫金師HISAOさんの人柄が映し出されたような雰囲気たっぷりの作品の数々でございました。
定番ラインというのがあまりなくて、気合い入れて作る1点ものが多く、その製作工程やらをブログで逐一アップするものですから、
どの作品も完成後にすぐに売約になっていたものです。
私がご縁を持てた、彼の作品の一つがこちらです。
「JOJOVA ターコイズフェザーバングル」
買ってから4年近く経ちますけど、お気に入りです。ターコーズの色やウェブの入り方も好み。
シルバーのフェザーのラインは一本一本をタガネで彫り込んでいます。
当時、できたというブログを読んで、すぐ鎌倉のラッキージョンまで妻を連れて飛んで行きましたよ。
世にあるシルバーアクセのほとんどは、キャスト製法です。
キャスト=銀を型に流し込む製法のため、複雑な形が表現できます。そして、全く同じものを量産でき、生産効率が高いです。
一方で、彫金というのは、糸ノコでシルバープレートを切ったり、バーナーでロウ付けしたり、ハンマーやタガネで叩いたり、削ったり、磨いたり、というトラディショナルな製作技法です。
全ての工程に人の手・技術が関わるので時間がかかります。全く同じものができません。
キャストのアクセが全てダメという訳ではないのですが、HISAOさんの”手作業”によって作られるシルバーアクセの持つオーラ・存在感は本当にすごかった。
私自身、彫金の魅力に目覚めてしまい・・・趣味で始めるきっかけとなりました。
なお、このHISAOさんはラッキージョンから独立され、現在はEaster Blueというお店を鎌倉に持たれています。
作品類はネットでの販売はされてません。店頭のみの販売とのことです。
タトゥー入った、一見コワモテの、しかしお話しするとスーパーナイスガイのHISAOさんがいつも店頭にいるはず。
興味がある方は、鎌倉の店舗に足を運んではいかがでしょうか?
尚、ラッキージョンの店舗とも近いようです。
本日もご一読、ありがとうございました。
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