こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
昨日から滋賀・八日市に来ています。
目的は、CONNERS SEWING FACTORYの小中氏による、【8DC-46SP】のライブ縫製の収録。
お忙しい中、貴重なお時間をお取り頂き、大変恐縮です。
その縫製の最中、小中氏が教えて下さった「ベルトループ」についてのお話。今回制作している【8DC-46SP】のディテール解説でも記載したこのベルトループ。
元となったのは、JUKE BOXの角井氏の所有する501XXヴィンテージ1946モデルの「良いところどり」イレギュラー個体。
このヴィンテージのベルトループが、どう見ても「太い」。大戦時に作られたS501XXでも稀に太いベルトループが発見されるが、それらと比べても「太い」。
通常の501XXのベルトループ幅は15mm。大戦モデルでたまに見られる太いベルトループの幅は18mm。ところが、このイレギュラーは20mmある。
数多くのヴィンテージを見て来た小中氏から見ても珍しいイレギュラーであり、おそらくほんの短い期間だけしか生産されてないものであろうとのこと。
ただ、困ったことに、このイレギュラーサイズのベルトループを作れるアタッチメントパーツは存在しない。
CONNERS SEWING FACTORYでは、この仕様を実現するために…
この【8DC-46SP】のベルトループを作るために…このアタッチメントパーツを特注で制作されたとのこと。
なんと!!!
こうやって『CONNERS SEWING FACTORY』はヴィンテージの表現の幅・引き出しを広げて行くのでしょう。
この写真の中で、重ねた上のベルトループが通常の大戦モデルで発見される18mmのベルトループ。その下に重ねているのが、今回の8DC-46SPの制作にあたり特注パーツを作ってまで再現した、1946イレギュラーのベルトループ、幅20mm。
真ん中の二本線の縫製の運針数が違うところまでガッツリ再現されています。
そんなこんなで、絶賛製作中。
小中氏の技術にますます磨きがかかっており、今では1本のジーンズを一人で縫製するのに「裁断」から「裾上げ完成」まで1時間。しかも、取り扱い・メンテナンスの大変なヴィンテージミシンを使い、作品ごとのヴィンテージモデルの表現をしながらである…。
ちなみに、縫製が速いと言われている縫い子さんで、1本の完成まで2時間ってところですから、なかなかの異次元。
そんな小中氏の神業、今回の8DC-46SPのDVDにガッツリ収録しております。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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