こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
ジーンズをリジットから穿きこんだ結果現れる「色落ちの美しさ」に魅了された皆さんなら、
初めて自分で穿き込み、色落ちさせたジーンズのことをきっと覚えているに違いありません。
いつ頃、どのブランドの、どのモデルで、当時どのような生活をしていて、、、とか。
私は色落ちした瞬間を、当時の思い出と共にはっきり覚えています。
初めて色落ちさせた思い出
初めてのレプリカジーンズ ウエアハウス1001XX
私が初めて購入したモデルはウエアハウスの1001XX。
あれは1996年のこと。
実家の三重県を飛び出し、大阪で六畳一間の古いアパートで一人暮らしをして浪人していた時に、日常着としてだけでなくパジャマとしても穿き続けていたのがこのモデルでした。
極力洗濯をしなかったと思います。
噂では「ウエアハウスはすごい縦落ちする」と聞いていたので、期待を胸に穿き続ける毎日・・・しかし、いっこうに色落ちする気配がありません。
(当時は3ヶ月くらいで色落ちするとか思ってました。)
そんなある日、日雇いのバイトで、西宮スタジアムでモトクロスレースの『ジャパンスーパークロス』の会場の設営をしていました。
大きな球場に大量の土砂を搬入して、山あり谷ありの立体的なコースを2日間で作り上げるといった大作業のガテン系バイト。
そのイベントの撤去作業(搬入した土砂を全て搬出する)は大雨の中で行われたのですが、凍えるほど寒い中、雨なのか、汗なのか、涙なのか・・・もうバイト仲間達もみんな「ぐしゃぐしゃな状況」。
私はそのウエアハウスを穿いて作業にあたり、ヘトヘトになって帰宅。
翌日、ドロドロになったジーンズを仕方なく洗濯すると。。。
一気に雨のような縦落ちが進んだのです。
ああ、なるほど。と。
炭鉱で働いていた人達のヴィンテージの色落ちが美しい理由が、わかった気がしました。
自分が辛かった、苦しかったその痛みを刻んだジーンズに、ロマンを感じたのです。
そこから、自分の生き様が反映されるジーンズの虜になりました。
20年以上前の話です。
今日の一枚
原付と合体し、街を疾走する屋台。
バンコクの日常の風景。
本日もご一読、ありがとうございました。
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