こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
今日はデニム関係の情報は一休みして、ゆるりとパーソナルなお話をしてみたいと思います。
私は生活環境が変わるとか、職場が変わるなど、自分にとっての節目があるタイミングでジーンズを新調するようにしています。
そのジーンズと、人生の苦楽の思い出をリンクさせたからです。
今のところ、その取り組みは成功しています。
そんな節々のタイミングで新調して穿き込みを始めたジーンズには思い入れが強くなる傾向があります。
色落ちの良し悪しとは関係なく、穿き込み回数が増え、結果として色落ちも進み、ますます手放せない一本に成長していくスパイラルに入って行きます。
そんな私の思い出語り。
1996年。
レプリカジーンズに出会ったのは大阪で一人暮らしをしながら大学浪人してた時。
「カジカジ」と「BOON」の影響が全身に。
当時は心斎橋のNYLON(現リアルマッコイズの辻本さんのショップ)に良く出入りしてたので、上はNYLONのオリジナルの2ndジャケットがお気に入り。下はそれ以上にお気に入りのウエアハウス1001XX。
浪人時代の1年間は、この出で立ちがは外出着でもあり、寝巻きでもありました。
安い部屋を借りて1日1食生活の極貧時代。クーラーはあったけど暖房が無い部屋だったので、冬は熱燗をチビっと飲んで体を温めて寝るという、素晴らしい時代を過ごしました。
こんな感じに育ったジャケットとジーンズを見るたび、凍える寒気と熱燗の香りが脳を駆け巡ります。
長い旅に出る時も、ジーンズを新調しました。
二十歳のころに、ビートたけしとユースケサンタマリアが「新橋ミュージックホール」って番組をやってて、その番組内のユニットバンド「ぢ・大黒堂」ってのがあって。
その曲「友だちじゃないか」に影響されて、部活も学業もオサボリし、1ヶ月ほどかけてインドを一周しました。
その時の思い出を刻み込もうと、旅の初日からリジットで履き始めたのがウエアハウスの66モデル Lot.1100 。
インド人に混じって、ガンジス川でジーンズをハンドウォッシュ。
こんな感じに育ちました。
当時の1ヶ月に及ぶインド旅はシンドイという言葉以外無く、このジーンズはそんな苦楽を思い出させてくれます。
旅の前にジーンズを新調することで、異国を歩き回るモチベーションが高まるのがいいところ。
こちらは大学卒業前に二週間ほどかけてネパールからヒマラヤ山脈をトレッキング。
その時の思い出を刻み込もうとリジットから履き始めたのがDENIMEのブラックセルビッチ66モデル。
普段山登りなんてしない私でしたが、ジーンズの色落ちをさせることがモチベーションになり、10日間がっつり登り切りました。
珍しいブラックセルビッチなので、色落ちが良いとは言えませんが、ネパールでの達成感を思い出させてくれる、大切な宝物になりました。
社会人になってからは女の子にモテたい志向が強くなり、チャラいジーンズ(トゥルーレリジョンやディーゼル)なんかに浮気をしていましたが、やはりセルビッチジーンズに戻ってくる。
香港に駐在になった際に、香港の思い出をジーンズに刻もうと現地で買ったジーンズ。
今やアジアのアメカジ界隈で有名人のBenny SEKIさんの店「Take5」で買ったダルチザンのSD-105。
香港は刺激的な街で、人間的にも仕事的にも自分を大きく成長させてくれた街であり、そんな希望に満ちた自分を思い出させてくれる一本。
決して良い思い出だけでなく・・・人生の挫折を思い出させる一本が、こちら。
私が過去最高に愛しているウエアハウスの「BILLIKEN MAN」。
ジーンズとしては本当に素晴らしいと思うのですが、これにリンクする思い出はかなり苦い。
これは中国の広州に転勤になった時に穿き込みを開始するべく上野HINOYAで買った一本。
しかし、私にはその広州という街、仕事、環境、文化。 その全てが合わなかった。
結果、転勤から1年ほどで仕事を辞めて転職することに。 人生の停滞期。
そんな負け犬時代にも関わらず、ジーンズは立派に成長しました(^^)
恋人(妻)との出会いも、ジーンズを買うきっかけに。
妻の実家のすぐ近くにフラットヘッドの直営店があるので、お付き合いを始めたことをきっかけに穿き込みを開始したのがフラットヘッド3005。
フラットヘッドが大好きになるきっかけとなったジーンズです。
しかし、今はサイズが小さくて入らないという・・・
結婚前と後で体型が変わった事実を戒めてくれる一本。
子供が生まれる時だって、当然新調。
赤ちゃん=桃太郎ってな具合に。
桃太郎の銅丹モデル。
いつか家族でお揃い、穿くんや。
まとめ
節目にジーンズ買って穿き込みを開始すると良いよ! てお話でした。
人生の節々の思い出をマーキングしてくれるアイテムって、他にあまり無いですからね。
貴重です。
美人なフェレットと暮らしてた。
本日もご一読、ありがとうございました。
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