こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
今年2月にリリースされた、ニューバランス「M1300」の5年周期の完全復刻版は、過去の復刻の中でも最高の出来で、間違いなく後に語り継がれる一足になりました。
日本企画 + made in USAの超限定復刻。
ホーウィンレザーでアップデートされた今作は、5年に一度のお祭りに花を添えましたよね。
さ、次の5年後がさらに楽しみた…
などと一息ついていたところに突如発表された、「M1300」made in JAPAN!
一体なんだそれ!?
目次
ニューバランス【M1300 JPJ】 “made in JAPAN”
概要
今年のM1300 、誕生35周年を祝し、2月のMade in USAの復刻に続きリリースされることになったのが、このMade in JAPAN の 【M1300 JPJ】です。
ニューバランスのフラッグシップであるM1300を、日本国内で製作するという意欲作。
M1300の全工程が日本で製造されることは、これが初。
しかもこの製作はニューバランスとグローバルパートナーシップを結んでいるM.lab(ミムラボ)の工房とのこと。
いわゆる「日本で作りました=made in JAPAN」というのとは一線を画したコンセプトの作品になっています。
・・・M.lab(ミムラボ)って、何!?
M.Lab(ミムラボ)とは?
今作の大きな特徴である「made in JAPAN」。
そのJAPANのお国を背負って今回のM1300を製作するのは、ニューバランスと提携をしている「M.Lab(ミムラボ)」。
ここはアスリート向けのシューズ作りで多くのアスリートに指示されている三村仁司氏の工房で、
今はニューバランスブランドとしてもランナーや野球、テニスなど幅広いジャンルのトップアスリート向けのカスタムシューズを製作しています。
足の計測から仕上げまで一貫して工房内のシューズ職人が手掛けていて、アスリート達のパフォーマンスを足元で支える、いわば「本物の道具」を産み出す場所なのです。
そんな工房がM1300の製作をすると聞いただけで、ドキドキしませんか!?
M.Labに関して詳しくは、こちらのニューバランスのHPがわかりやすいので、目を通してみて下さい。
ディテール
この初の試みとなる【M1300 JPJ】のディテールですが、アッパー素材には日本を代表するタンナーの厳選されたヌバックを全面に採用とのこと。
そして製作の全工程は前出のM.Labが担当しています。
おそらく素材の選定もM.Labが全面的に関与しているでしょうから、細かい部分まで品質はお墨付きといったところでしょう。
これにより、2月にリリースされたM1300のmade in USA 復刻と、細部の作り込みや履き心地がどう違うか、非常に興味があるところです。
この一足を通じて、世界のニューバランスファンの意識の中で政権交代が起こる可能性があります。
ニューバランスはmade in USA や made in UKではなく、JAPANこそが至極の一足である、と。
また、今作は限定シューズBOXが付属。
さらに専用のシューツリーも付属するプレミアム仕様でリリースされます。
価格と購入方法
さて、気になるお値段ですが、
この初のmade in JAPAN 【M1300 JPJ】は…
68,000円(+税)。
・・・
・・・・・
なかなか、お高いです。
ま、それでも売れちゃうのでしょうけど。
この【M1300 JPJ】は、元々量産ではなくカスタムオーダーメインの工房=M.Lab(ミムラボ)での製作ということで数量もかなり限られたものになると予想します。
販売方法も事前の抽選販売のみ。
抽選応募は既に始まっていて、2020年7月8日(水)12:00が締め切り!
抽選申し込みは以下のリンクから。
↓ ↓ ↓
https://shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-m1300jpj
気になる方、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】とても興味がある。でもシューツリーはいらない。
以上、【M1300 JPJ】の情報でした。
履きやすさを常に追求してきたニューバランスが、日本国内のアスリート向け工房でフラッグシップのM1300を製作するという、意欲作。
今後このM.Lab製作シリーズが、メルセデスでいうところのAMG的な位置づけの、最上級ラインとして世界のスニーカーファンの羨望を集める品番となる可能性もあると思います。
スニーカーとしては非常に高い金額と言えますが、
その価値がある履き心地であれば、価格なんて関係なく支持を集めることでしょう。
ただ、いつか加水分解を起こすスニーカーにこの金額を出すのはかなり勇気が必要ですがね。
あと、これは私の感覚なのですが、
このシューツリーや専用ボックスは、正直いらないのではないでしょうか。
これで単価を上げて販売したいというニューバランスのセールス側の意図もあったと思いますし、
これら付属品をつけての特別仕様は、NBファンやコレクターの人たちにとっては嬉しい仕様かも知れません。
しかし、私は思うのです。
売価が高いことに加え、こういうコレクタブルな仕様にしたことで、購入できた方の中では勿体無くて履かずに保管しておく人や、そもそも転売を目的とした人の購入が多くなるでしょう。
でも、今作の一番の特徴は、何か?
そして何より、今のガチャガチャとしたド派手なデザインがトレンドのスニーカーシーンに、強烈な一石を投じることになる「ポイント」とは、何か?
それは、made in JAPAN というだけでなく、アスリート向けの道具をカスタムオーダーで作り続けてきたM.Labが作るM1300であるということでしょう。
つまり、この一足の価値を本当に理解するには、「履いてナンボ」なのです。
しかしボックスだったりシューツリーの付属品は「コレクション」を推奨した仕様であり、「履く」ことを躊躇させる邪魔な存在に感じます。
私思うに、いっそシューツリーも専用ボックスも無しで68,000円の方が、まだしっくりくるかな、と。
その方がM.Labの技術と職人技の詰まった作品を余計なバイアス無しでユーザーに伝えることができるでしょうし、
made in USAのM1300復刻とも同じ条件で履き比べられるかな。
「M.Lab」の職人さん方も、アスリートからフィードバックして研鑽を重ねてきた技術を集めて作ったスニーカーが、ご立派な箱の中に何年も使われずに眠ってしまうことは決して本望ではないと思うのですよね。
本日もご一読、ありがとうございました。
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