こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
元デイトナブロスの編集長、小川氏。
10年以上にわたり、“ジャパンメイドのアメカジ”のプロダクトの素晴らしさ・楽しさを、
膨大な取材量を元に雑誌を通じて我々に伝え、広めてきた、キーパーソンのお一人です。
そのデイトナブロスが休刊になった今も、
ご自身はフリーでメディアの編集に携わられていると同時に、ご自身のブランド【Original Garment Brothers (O.G.BROS ←オージーブロス)】を立ち上げ。
これまでの氏自身の多岐に渡るアメカジの知識・ご経験をもとに、今までに無い魅力的なプロダクトの数々をリリースされています。
オリジナルで企画しリリースされるアイテムは、どれもアメカジのアイテムとして「これまでなかった」コンセプト、固定観念に囚われない哲学に基づくプロダクトばかり。
だからと言って、奇をてらった作品という訳ではなく、
10年以上業界のど真ん中に立ち、膨大なプロダクトに触れてきた小川氏だからこそ出来る、説得力があるプロダクトです。
それでいて、Y2レザーやフラットヘッドなどの本物の職人が生産を担当する「本物のガーメント」。
小川氏お一人で運営しているブランドではありますが、
そんじょそこらのブランドとは比べ物にならない品質と面白さで、今後も要注目です。
そんなO.G.BROSから、満を辞して初めてのオリジナル・ジーンズのリリースが決定!
既に予約が始まっているようです。
本日はそちらに関して概要を見ていきましょう。
O.G. BROS オリジナルジーンズ [OG-10]
概要
10年以上、アメカジ雑誌の編集長をつとめ、1,000本を超えるジーンズを見てきたた小川氏が、満を辞してリリースする初めてのオリジナルジーンズが、この[OG-10]です。
シルエットは太めのストレート。
世間ではスキニーのトレンドは完全に終了し、今は太めシルエットが復興してきていますが、
その中でもこれはドカンパンツと呼べるくらい、太い。
新鮮です。
このフロント部分に氏のこだわりが色濃く反映されています。
ジーンズというよりも、ミリタリーチノにルックスが近いでしょうか。
ジーンズ=5ポケットパンツ、と言われますが、その5つのうちの1つが、コインポケット。
しかし…
「コインポケットって小さすぎて、指入らなくない?」
…という、人類が100年見過ごしてきた疑問点を封印していたパンドラの箱を開けた、小川氏。
コインポケットを排除し、かつ手を入れた時にカッコ良く見えるフロントポケットの角度など、こだわりが詰まったフロントスタイル。
スクエアのバックポケット。
ブラックヘリンボーンのスレーキ。
オリジナルのドーナツボタン。
フロントはユニバーサルジップ。
どの細かい仕様にも、ジーンズはこうあるべきという固定観念は排除され、
小川氏の趣味嗜好に加え、論理的な思考を元に意味のあるディテールが積み上げられています。
詳細はぜひ、O.G.BROSのサイトを見ていただければと思います。
私が特に面白いと感じたのは…
革パッチ。
素材はよくあるゴート(山羊)ですが、面白いのは「革パッチに、レングス表記などいるのだろうか」という、誰もが見逃してきた疑問点を洗い出し、
レングス表記を廃止し、穿き始めた年度をスタンプする発想。
こういう細かいところにも、氏のアイデアマンとしてのセンスが垣間見れて面白いのです。
本当、言われてみれば、ほとんどのブランドで1レングスだし、どうせ裾上げしてオリジナルレングスで穿くことも、まぁないですよね。
O.G.BROSのブログを読んでいただければ分かりますが、さすがは雑誌作りのプロ。
このOG-10を企画するプロセスを綴った文章は、実に痛快なので、皆さんもぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。
何より、オリジナルジーンズを製作するために、小川氏自ら何度も何度も岡山の現場に足を運び、職人の方々と打ち合わせを繰り返し、ディテールを詰められている姿は、
まるで雑誌時代の仕事と同じく、徹底した現場主義を貫いているといったところでしょう。
彼の作り出すプロダクトは、アパレルの作り方というよりも、雑誌の編集に近い創り方だと感じるのですよね。
だから新しいものが生まれるし、
ワクワクするし、面白いのです。
まるで、好きな雑誌の新刊が出るのが待ち遠しく感じるのと同じように。
購入方法
このOG-10。
現在はO.G.BROSのオンラインストアで予約を受付中のようで、デリバリーは9〜10月とのこと。
詳細はこちらをご覧ください。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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