こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
美しい色落ち・経年変化が楽しめる快適なデニム半袖シャツを作る、ということで、昨年末から少しずつ考えをまとめています。
暑い夏でもデニム on デニム、通称「デニデニ」でいたいからね。
しかし、このデニム生地選びに、非常に時間がかかっています。
目次
デニムシャツに向けてデニム生地選び
軽くて良い色落ちのデニム生地を探す
【美しい色落ち・経年変化が楽しめる快適なデニム半袖シャツ】を目指すため、
そこに採用するデニム生地を選ぶにあたり、
- 夏場でも着心地が良いデニム(ライトオンス・・・10oz以下)
- 青みの強いデニム(濃色すぎない青)
- 色落ちの美しいデニム
この条件で生地屋さんのコレクトで吟味して15種類を選出。
それぞれの生地のサンプルを購入して帰宅。
その後に太陽光下や室内光下での色味確認、手触り、ルーペでの糸や織りのチェックなどを経て10種類まで厳選。
その10種類の生地サンプルをチョキチョキ切り、
Cherokee(チェロキー)でも時間をかけてデニムの検証として使った【デニム生地 色落ち&生地感 比較シート】を作成。
こいつと日常生活を共にし、
10種類の生地の色味や縦落ち、手触りの経年変化を同時に確かめようという訳です。
尚、候補のデニム生地の文字情報(どこどこで織られた、どんな生地で〜とかいう情報)を評価に入れたく無いので、生地サンプルを裏向けてシャッフルし、ナンバリングして管理。
以前、「ジンバブエコットン」を選んで残念な結果になったことから、実験した色落ち結果が全てという考え方で選定を進めています。
デニム生地 色落ち&生地感 比較シート
そして、縫い付けたのが、こちら。
このシートを、毎日タオルやハンカチとして使ったり、椅子の上に引いたりして、デニム生地に肌が自然な形で擦れる状況を日々、作り出します。
そして汚れたら洗う、を繰り返す。
そんなこんなで、3ヶ月。
こんな感じ。
3ヶ月前のノンウォッシュの生地の時と比べると、それぞれのデニム生地の色味に特徴が出てきました。
しかし、まだ色落ちの傾向がわかるレベルまでの経年変化は見えてきていません。
線で落ちるのか、点で落ちるのか、コントラストや青みはどうか、、、など。
以前Cherokeeの際に行った同様のテスト(13oz以上のデニム)では、3ヶ月をすぎたあたりからそれぞれの色落ちの傾向が見え始めていました。
おそらくライトオンスデニムは、
通常のオンスのデニムより色落ちがしにくいのだと思います。
決して色が落ちてない訳ではなく、落ちてるけど糸の中央の白い部分が出てきにくい?
予想ですが、ライトオンスデニムは糸が細いため、ロープ染色する際に糸の芯の方まで染めが入って行くからかも知れません。
上の写真の生地はうっすら縦落ちが見え始めましたね。
↓参考↓
よって、このテストはまだ時間をかける必要があると感じます。
そうしないと、ベストなデニム生地は選べない。
あと3ヶ月は少なくても必要でしょうか。
つまり今年2018年中に、このシャツを完成させるのは不可能。
来年の夏用です(爆)
それでも、デニム選びには妥協できません。
焦ると、ろくなことがない(Cherokeeはそれで随分と遠回りしましたから)。
上の写真のデニムは風合いが面白い。
ここでのデニム生地選びの難しさはデニムの色落ちという見た目だけでなく、着心地も考慮する必要がある点です。
肌触りや通気性、シャツとして気持ち良いと感じるカラッとしたドライ感など、着心地が良いと感じる「感覚」を保てるデニム。
こればかりは、サンプルを作って実際に着てみないと分からない部分があるかと。
「着心地」だけを追求すると、ユニクロのドライには勝てません(キッパリ)。
意図するような、色落ちが美しくシャツにしても心地よいデニム生地、見つかるでしょうか・・・。
まだまだ検証は道半ば。
とにかく、ここが一番時間がかかる作業。
本当に良いシャツを作るため、我慢の時です。
でも、こうやって色々なデニム生地の変化を日々見ていくのって、本当に楽しい。
進捗は随時、ブログでお伝えしていきます。
今日の一枚
集中力の無い花屋
本日もご一読、ありがとうございました。
No tags for this post.
コメントを残す