こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
日本でヴィンテージジーンズを扱う有名な古着店の一つ、原宿にあるBerBerJin(ベルベルジン)。質の良いヴィンテージを豊富に扱いつつも、比較的良心的な価格が魅力のショップです。
そのベルベルジンのデイレクター、藤原裕氏は、その豊富な経験と知識を元に最近ではウエアハウスとの協業で『ジョン万デニム』をリリースしたのも記憶に新しいところ(みなさん、ゲットできました??)。
その藤原氏が以前監修した、ヴィンテージのリーバイス501にフォーカスした書籍が『THE 501XX - A COLLECTION OF VINTAGE JEANS -』。
本日はその書籍のことについてお話します。
THE 501XX - A COLLECTION OF VINTAGE JEANS –
THE 501XX - A COLLECTION OF VINTAGE JEANS –
藤原裕 (著) / ワールドフォトプレス
リーバイス社の「501®」のロットナンバーをつけられた1890年代の最初期モデルから、大戦モデル、そして今日のジーンズの完成形へ発展させてきた1966年の間のヴィンテージジーンズの変遷にフォーカスし、多数の美しい写真と詳細の解説がなされた書籍です。
非常に立派なハードカバーの装丁が施されているため、日常的に気軽に眺める書籍というよりも、資料として保管する方が適している、そんな一冊です。
博物館行きクラスの大変貴重な年代のモデルから、どう見てもレプリカとは一線を画す「本物の色落ち」を見せるヴィンテージの数々まで、実に51本のジーンズが掲載されています。
51本と聞くと多くないように思えますが、1本ごとの情報量が多いため、大変ボリュームのある内容です。
これまでもヴィンテージのディテールをまとめたムック本など各社から出てたりしますが、写真・解説・それらのボリュームのバランスが一番良い書籍だと思いますよ。
私が元々ジーンズを好きになったきっかけはレプリカ(ウエアハウス)ですが、今日まで様々なジーンズを知れば知るほど、ヴィンテージ・リーバイスの良さが心に突き刺さります。
それが存分に堪能できる書籍なのですから、私にとってまさにヨダレものの一冊。
尚、この51本のヴィンテージのうち、半分以上が、元SMAPでヴィンテージマニアとしても有名な草なぎ剛さんのものだというのは、以前お伝えした通り。
【まとめ】資料としては素晴らしいが、価格がちょっと高い…
ヴィンテージジーンズのファンは間違いなく手にしている一冊でしょうが、ヴィンテージに興味がなくてもレプリカジーンズの色落ちが好きな方も存分に楽しめる内容だと思います。
レプリカブランド各社がなぜあれほどまで物作りにこだわり、ヴィンテージジーンズに近づこうとするのか。。。
その答えは、この書籍をパラパラと眺めるだけで理解できるかも知れません。「本物」のもつ色落ちの美しさは、やはりレプリカとは違うのですから。
これを眺めれば、「好きな色落ち」の傾向も変わると思いますよ。少なくとも、この書籍を読んだ後に「ヘビーオンスのバキバキな色落ちがカッコいい」と思う人は・・・いないかなぁ、と。
【永久保存版】にふさわしい内容ですが、一つだけ残念な点は…その価格。
定価が10,000円(税込)
何十万円もするヴィンテージジーンズを購入するファンにとっては気にするお値段ではないでしょうが、一般のデニムファンにとってこの価格はなかなかハードル高し。
そんな価格のことを考えると、買っても気軽に読めなかったりします。ま、所有欲を満たすためのもの、という感じですね。
私も今は実家の本棚に、静かに眠らせています…。
本当は、リーバイス社が公式の資料を公開して、こういう書籍を作ってくれれば一番いいんですよ。なんでそれをしないのか、不思議で仕方がない。
THE 501 XX A COLLECTION OF VINTAGE JEANS
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本日もご一読、ありがとうございました。
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