こんにちは、インディです。

「ジーンズのコインポケットに入れて、アタリを出すもの、なぁんだ?」
と聞かれると、このブログを読んでいただいている方の多くは「ZIPPO!」と答えるはず。
タバコを吸う方であれば、一つは手にしたこと、あるでしょうな。
吸わない人でも、ZIPPOのアタリをコインポケットにつけたいからという理由で手にした方も少なくないと思います。
私は以前喫煙者でしたが、ZIPPOのコレクターという程ではなく、好きで買い集めていた程度の人。
そんなこと、以前記事に書いたことがありました。
で、今、オリジナルジーンズ作りと別軸で、
ちょっと面白い“モノ”を考えていまして。
その“モノ”のために、
ZIPPO、特にベトナムZIPPOをゼロから研究し始めています。
(オリジナルのZIPPOを作る訳では無いですが・・・まだ秘密です。)
研究といっても、
実物のベトナムZIPPOを大量に手元に集めるのはコスト的にも無理なので、文献などを中心にインプットを行う訳ですが、
その研究資料が、、、とにかく少ない。
有名な文献も少しはありますが、それらも20年前の古い資料。
というか、ZIPPOに関する新しい参考文献が無いことに気づきます。
これって、人気ない・需要ない、ってことなのか?
なんだか寂しく感じたので、そんな私の気持ちも一緒に・・・今日はシェア。
目次
ベトナムZIPPO研究と参考文献
ベトナムZIPPOの魅力
ベトナムZIPPOはヴィンテージのジーンズと同じく、ストーリーがあります。
ベトナム戦争でアメリカ兵が故郷や家族、平和を想い、クロームメッキされたZIPPOにメッセージやイラストを現地で彫り込んだモノ。
傷がつき、コーティングが剥げ、あちこちにヘコミがあっても、それがアジでカッコいい一品です。
試しに、【The Vietnam Zippo】 ←これで画像検索して見てください。

コレクターが存在するため、年々手に入れるのが難しくなっていますが、
それでも喫煙具専門店を回ればまだ2万円台で見つけることも可能。
(↑ニセモノに注意・・・)
これって、ヴィンテージジーンズが流行る前の状況に似ていると言えなくはないですが、
じゃあ値段が今後、何十万円と高騰していくかというと、そうでもないと思います。
ヴィンテージジーンズは今の時代でも履けますけど、
ZIPPOは喫煙することが前提。
希少性はジーンズ同様にあっても、喫煙者が年々減少する今、
需要も少ないんですよね。
『ジッポー完全読本 (ワールド・ムック 1 モノ・コレクション・シリーズ) 』出版:ワールドフォトプレス

こちらはmonoマガジンでおなじみ、ワールドフォトプレス社が出版したZIPPOのムック本で、
英語でも表記され、日本及びアメリカで、未だにZIPPOのバイブルとされているムック本。
が、発刊がなんと、1992年。
25年前かよ。。。
逆に、25年間、アップデート無し?
現存するものが少なくなっており、今となっては大変な貴重品の書籍となっています。
尚、ワールドフォトプレス社からはこの他にも
「ジッポー・コレクション読本」
「ジッポー博物館」
「ジッポー写真館」
「ジッポーコレクション図鑑」
これらが出版されてますが、市場で評価されているのはこの「完全読本」です。
とはいえ、すべてのシリーズの文献は今となっては希少品なので、
所有されている方、お大事に。。。
『The Vietnam Zippo: 1933-1975 』出版:A Schiffer Book 著:Jim Fiorella

こちらは洋書です。
ベトナムZIPPOに焦点を絞った貴重な文献で、700種以上の写真と共に紹介されている模様。
私、まだ本書の実物見たことありません。
発刊は1998年、こちらも20年選手。
ベトナムZIPPOが700種ということですが、
今となっては、これ以上の種類のベトナムZIPPOを1冊にまとめる文献の編集は不可能ではないでしょうか。
大変貴重。
現在6千円台で買うこともできますが、
2万円の値段が付くこともあり、ボラティリティ高い書籍です(驚)。
新しいムック本が出版されることは期待薄
今でも、ZIPPOの新しいムック本、どこか出して頂けないかなと想いを馳せています。
しかし現実は・・・喫煙がクールで大人びてカッコいい、という時代は過ぎ去り、
喫煙者は世間の「迷惑の象徴」のような扱いを受け・・・、
世界的に公共の場所では端へ端へ追いやられる不遇の環境(涙)
喫煙に対する世の中の風当たりが逆転することは考え難いので、
喫煙者が愛好品=ZIPPOも、日の目を見ることが少なくなるでしょう。
そんな状況で、わざわざ新しくムック本を編集して出そうという出版社はおらんでしょうな・・・
そんなことに思いを巡らしながら、
少しずつ、ベトナムZIPPOの知識を深めている日々です。
本日もご一読、誠にありがとうございました。
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