こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
2014年にワールドフォトプレス社から発行された、『ヴィンテージ・キング』。
ワールドフォトプレス社のムック本というだけで、クオリティはお墨付きなわけですが、
ヴィンテージの神様と誰が呼んだか、ラリー・マッコイン氏(ウエアハウスでヘラーズカフェ・レーベルも監修)が執筆。
彼の膨大なヴィンテージコレクションの数々を、すばらしい写真と豊富なディテール説明で紹介している著書になります。
ちなみに、日本語解説はウエアハウスのプレス、藤木さん。
本著に関しては私も知人宅で目を通したことがあったのですが、とにかく凄いボリュームで、且つ内容も強烈に面白かったのです。
しかし、その時には実際には購入せず。
というのも、本著の定価・・・4,000円オーバー。
さくっと買うには勇気のいる価格帯ですよね。
そうこうしているうちに・・・完売。
そのうち、重版されるでしょ? その時に買おうかな、と思っていたのですが・・・
重版されなかったのか、買える機会が失われ、
最近ではプレ値(約8,000円前後)で取引される書籍になっていました。
さらに買いにくくなった価格で買うのも悔しいな・・・と思っていたわけです。
そんな折、先日ふと書籍サイトを検索していたら…
普通に楽天ブックスやワールドフォトプレスの公式サイトで、正規在庫が復活して買えるではないかぁ!
いまだにAmazonではプレ値で販売しているのですが、ひょっとしたら重版されたりしたのでしょうか。
ということで、速攻楽天でポチりましたよ。
端的にいうと、これ一冊読破すれば、ヴィンテージがさらに面白くなる、名著 of 名著。
ヴィンテージ好きならマストバイ!
これからヴィンテージが好きになるかもしれない方も、完売する前に今のうちに、是非。
今回、買えてよかった…
本日はそちらを簡単にレポートさせて頂きます。
目次
『ヴィンテージ・キング(ワールドフォトプレス社)』
概要
というわけで、ワールドフォトプレス社からリリースされているムック本『ヴィンテージ・キング』。
ヴィンテージの神様と呼ばれるラリー・マッコイン氏が著した、彼のヴィンテージコレクションにフォーカスしたムック本になります。
2014年に初版が発行されたものなので今更感があるかもしれませんが、
価格も高い書籍だったので、全編に目を通したことがある人はそれほど多くないかもしれません。
コンテンツ
このムック本はページ数が240ページ。
ムック本としてはページ数が多い部類(ライトニングのムック本の平均と比べると2倍ほどか)ですが、
むしろ300ページ以上に感じるほど、ヴィンテージコレクションの掲載量と解説内容が濃い!
何より、見やすい&読みやすい。
ここまで作り込むラリー・マッコイン氏とワールドフォトプレス社、素晴らしいお仕事です。
内容も1900年代初頭のヴィンテージ衣料を中心に、幅広いカテゴリーを網羅しています。
もちろん、みんな大好きなリーバイ系のコレクションも掲載されていますが、全体の比率から見るとほんの少し。
むしろ、リーバイスやジーンズ以外のヴィンテージ衣料のコンテンツと解説が凄すぎて、一気にヴィンテージの深い世界に引き込まれていきます。
ここでは書ききれないので、ぜひ実際に目を通して見て欲しい。
私も改めて本著に目を通してみて…
ラリー氏がヴィンテージの神様と表現される由縁が分かる気がしました。
ヴィンテージ衣料に関する非常に広い見識とコレクション、何より「愛」がある。
日本国内にも、表舞台には出てこないけどこれと同等のコレクションを保有している方もいらっしゃると思いますけど、
ラリー氏のように、こういう形で記録に残し、それを我々に見せていただけることは非常に嬉しい限り。
とにかく、全編に渡り面白いコンテンツがあふれているのですが、
私としては冒頭にあったラリー・マッコイン氏のインタビューに興味を惹かれました。
そのインタービューによると、ラリー氏はヴィンテージ業界の未来に悲観しているんですよね。
本当にその通りだな、って思いました。
この本、深いですよ。
【まとめ】名著です。定価で手に入れられるうちに、ゲットしましょう。
とにかく素晴らしいボリュームと内容。
ここに掲載されているラリー氏私物のコレクションも、きっとごく一部なのでしょうけど、
その数あるヴィンテージの中からのチョイスや編集、デザイン、コメント、
その細部に渡るまで、ヴィンテージに対する愛が溢れています。
6年前の書籍という古さを全く感じさせません。
私がこのブログで書籍を猛プッシュすることなど滅多にありませんが、この一冊は別格。
税込価格が¥4,888と決して安くはありませんが、その価格に見合うだけのコンテンツの質と量です。
やっつけで編集されたムック本を5冊買うなら、これ1冊買っておいたほうが価値があるでしょう。
今回完売になったら、さすがにもう重版はないのでは、と思いますよ。
アメカジを、そしてヴィンテージを愛する人は、一家に一冊並べておきましょう。
日々のお買い物するのに、こちらもご参考に。
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本日もご一読、ありがとうございました。
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