こんにちは、インディです。
自宅に眠らせている、今となっては貴重品。
ウエアハウスの1001XX。
赤タブとアーキュエイトステッチが搭載されたラストモデルです。
2006~2007年くらいのものかと。
1001の形自体は今もさほど変わらないのですが、やはり赤タブとステッチだけで、印象は別物になりますね。
ジャパンデニムの転換期の象徴、ウエアハウス1001XX
それまでリーバイスのヴィンテージを細部まで再現した仕様をジャパンジーンズブランド各社、そして消費者の私達も追いかけていました。
ウエアハウスはその「再現性」という意味で頂点を極めていました。
ところが、某大手メーカーとの商標権の問題でバックポケットのステッチや赤タブを各社がやめざるを得なくなり、
ウエアハウスも赤タブ、アーキュエイトステッチのモデルを廃盤&仕様変更を行いました。
このタイミングは、ジャパンデニムブランドの大きな転換期だったと思います。
要は、ヴィンテージのディティール絶対主義の終焉です。
あのウエアハウスでも辞めざるを得なかったという事実。。。
これ以降、各ジャパンブランドは、オリジナリティを出したジーンズを出す傾向が強くなりましたし、雑誌も「ヴィンテージの再現性」をうたう商品が無くなってしまった。
雑誌も煽らないので、結果として消費者側も過去のディティールの再現性を重要視しなくなり始めたのがこの頃からです。
そして、過去に縛られなくなった結果、
フラットヘッドのように独自の進化を始めるブランドが台頭し、また消費者もそれを支持するようになりました。
そういう点で、私にとってこの1001XXの赤タブラストモデルは思い出深いのです。
パッチは現行品と同じ。
ウエアハウスの頭文字「W」を模したステッチ。
これ以前のモデルでは、リーバイスのアーキュエイトにほぼそっくりだった頃があります。
赤タブ。
ウエアハウスは現行品においても赤い刺繍をデニムに施すなど「赤タブっぽく見える」仕様を採用してはいますが、やはり赤タブって、いいですよね。
13.5ozのデニム生地、まだ糊のついたノンウォッシュの状態。
ザラ感が思った以上にある。こんなにざらついてたっけなぁ?
記憶というのは曖昧ですな。
ウエアハウスといえば、黄色耳のセルビッジ。
20年前に初めて見た時には違和感あったけど、今では見れば「ウエアハウス」というほど浸透しましたね。
ベルトループはバランスの良い中高仕様。
雰囲気の良いリベット。
サイドのステッチは太い番手の綿糸ですね。
ボタンループの縫い付けはグレー糸。
鉄ボタン周り。太さ・色、様々な種類のステッチが使われていますね。
以上、ウエアハウスの1001XX 赤タブのラストモデルをお届けしました。
ウエアハウスは今でも過去のアーカイブの再現をポリシーにアイテムを生み出していますが、やっぱり素晴らしいモノづくりなのですよね。
私はいつか、ウエアハウスがリーバイス本家のLVCの生産に携われるような日が来ることを、、、心から願っています。
本日もご一読、ありがとうございました。
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