こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
とうとう次週に迫った、イベント限定で販売される伝説のモデルのリリース。
世界中のデニムファンから熱視線が注がれているウエアハウス× CONNERS SEWING FACTORYのコラボレーションです。
その限定アイテムのスペックが明らかになりました。
今回リリースされる限定アイテムは2種類。
その内、今日は大本命と目されるジーンズ『Warehouse x CSF collaboration Made by CSF S409xxx M-47』のディテールを細かく見てみましょう。
目次
Warehouse x CSF collaboration Made by CSF S409xxx M-47
概要
デニム:ウエアハウス1001XXデニム(13.5oz 米国3州ブレンド綿・黄色耳)
縫製:CONNERS SEWING FACTORY
シルエット:ストレート(1947model)
販売価格:58,000円(+税)
基本的なシルエットはCONNERS SEWING FACTORYのS409XXXに準じています。
ピスネーム:赤タブ(ウエアハウス)
フロント:ボタンフライ(ウエアハウスとONE PIECE OF ROCKのミックス)
ヒップの飾りステッチ:ウエアハウスアーキュエイト
リーバイスのヴィンテージで最も人気の高い1947モデルがモチーフですが、まだ仕様にばらつきがあり数々のイレギュラーが発見されている1946年後期のヴィンテージに見られる マニアックなディテールを、CONNERS SEWING FACTORYがヴィンテージ縫製によって表現されています。
大戦モデル〜世界大戦終結に伴い米国内の物資統制が解けて、リーバイスが元の生産体制を取り戻し、1947というヴィンテージの完成形に到達するまでに作られたモデルがモチーフです。
ディテール解説
まずはコラボモデルらしい、目立つディテールに関して見て行きましょう。
今回のコラボモデルで最も目立つのがこのバックスタイル。
ヒップの飾りステッチはウエアハウスLot:1001で見られるアーキュエイトが採用、しかも綿糸2色使いの特別バージョンになっています。CONNERS SEWING FACTORYの小中さんがフリーハンドで縫製するということで、若干の個体差が生まれるのもヴィンテージらしい表現になっています。
ピスネームはウエアハウスのレーヨン製片面タブが採用されています。
大変貴重な、ウエアハウス提供、ウエアハウスデザインの革パッチ。
デザインはウエアハウス現行のものに準じていますが、良く見るとONE PIECE OF ROCK(CONNERS SEWING FACTORYのオリジナルブランド名)の文字。質感も含めて最高。
今回の大きなポイント、デニム生地はウエアハウス製の1001生地。
ウエアハウスファンには馴染みのある、イエローの耳が特徴です。
さてここからは、マニアックなディテールを見て行きましょう。
ボタンフライを開けると…情報量満載のディテールがそこに。
ボタンはウエアハウスとCONNERS SEWING FACTORYのものがミックスで使われています。
実際のヴィンテージでも1946モデルの中にボタンの統一されてないモデルがいくつも発見されていますから、それをウエアハウスと表現したものでしょう。
最も重要なポイントがここ。
全ての縫製において一切アイロンを使っていない「手曲げ縫製」の技術が使われています。
一言でアイロンを使わない、と言っても、非常に高度な技術が必要になります。特に、パワーが強く振動で暴れるヴィンテージミシンを使うとなおさら。
このポケットも、普通だとアイロンで折り曲げて形をつけ、そこでミシンを走らせるのですが、CONNERS SEWING FACTORYの小中さんはアイロンを使わずに手で折り曲げて縫製して行きます。
これにより生まれる微妙な膨らみや歪みがヴィンテージと同じアタリを生みます。
そういう縫製技術の視点でこのプロダクトを見ると、全ての箇所が興味深く見えてきます。
外見は真似できても、この縫製の質まで真似できる所は他になく、それ故このコラボレーションには言葉で表せない価値を生んでいます。
こういう部分の表現は、まさにヴィンテージぽいなぁと唸らされます。
ベルトループは針幅の細い、大戦モデルのような縫製が表現されています。1947年になると現在のような広幅が採用されます。
大戦の名残り、ラフに縫製されたVステッチ。
小股部分は切りっぱなしの巻き縫い仕様。大戦モデルの名残が表現されています。ヴィンテージでも滅多に出てこない仕様です。
ボタン裏は鉄製亜鉛メッキのツープロング。
銅リベットはウエアハウスとCONNERS SEWING FACTORYのものがミックスで採用されていますが、
リベット裏はウエアハウス製のものが採用されています。
隠しリベットのパーツはウエアハウスとCONNERS SEWING FACTORYのものがミックス。
サイドシーム裏は片側チェーンが採用。
尚、このスレーキ部分にはナンバリングとCONNERS SEWING FACTORYのサインが入ります。No.000はウエアハウスの塩谷社長が所有されるとのこと。
ウエアハウスの生地を使い、全ての箇所に置いて貴重なヴィンテージミシンを使って縫製されている、大変貴重なモデルです。
【購入方法】Lobal Garage Culture 2018 @滋賀県・八日市での限定
4月30日、滋賀県八日市で開催されるLocal Garage Cultureの会場にて販売されます。
当日、小中氏がライブ縫製をして作られるので、その日の内に手にできるかは不明。予約という形になる可能性もあるとのこと。
現時点では20本。整理券が配布されるとか、されないとか・・・。
【まとめ】これさえあれば、他のレプリカはもういらない。
58,000円と決して安くはありませんが、アーティストがイベントの場で目の前で縫製してくれるというだけでもお金以上の価値があると思います。
それでいて、このスペックですから・・・。
突如として現れた、ジャパンデニムの頂点モデル。
限定数が少なすぎるため、買える確証は誰にもありませんが、ぜひイベント会場に足を運んで、この熱をその目で確かめて頂きたいと思います。
もう一つの限定コラボアイテム、デニムジャケットの『Warehouse x CSF collaboration Made by CSF S406xxx M-47』に関しては、こちらの記事をご参照ください。↓↓
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本日もご一読、ありがとうございました。
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