こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
今シーズン購入したウエアハウスの定番スウェット Lot: 401の「スミクロ無地」がお気に入りすぎて、ほぼ毎日着用しています。
軽い着心地、今のワイドシルエット・トレンドにぴったりの肩が落ちるシェイプ、その他縫製箇所のこだわり。
何より、スモーキーな雰囲気を纏う、スミクロの色味。
私自身、今まで様々なレプリカブランドだけでなくヴィンテージのスウェットも着てきましたが、それらの思い出を上書きし、今のところコレがベストと言える存在になっています。
本日はそんなウエアハウスの定番スウェット Lot : 401をレビューしつつ、ウエアハウスのスウェットの3つの定番のそれぞれの違いや選び方、さらには洗濯の縮みも考慮したサイズ選びなどに関して解説します。
目次
ウエアハウス 定番スウェット Lot:401
概要
さて、本日レビューするのがこちら。
ウエアハウスの定番スウェット Lot:401です。
ウエアハウスがデニムと並んで力を入れて定番展開しているスウェットの品番に Lot 401 / Lot 403 / Lot 404 があり、それぞれボディの縫製仕様やパターンが若干違っています。
まず、ざっくりとシルエットの違いを言えば、
>Lot 401はアームに余裕がある昔ながらのベーシックなシルエット
>Lot 403は401と404の中間
>Lot 404はフリーダムスリーブというこだわりの縫製をしているが、アームが細く、スポーティーな印象
であり、ざっくりと縫製仕様の違いを言えば、
>Lot 401はベーシックなセットインスリーブを4本針で縫製
>Lot 403は401と404の中間(セットイン+フリーダム)
>Lot 404はフリーダムスリーブを2本針で縫製
となるかと。
好みやスタイルによって3つから選べるのは嬉しい定番展開。
それではディテールを見ていきましょう。
ディテール
まず、目立つディテールから。
首元にはVガゼット。
汗止め+首元の伸縮性を上げるためのディテールですが、外見上の特徴にもなっています。
これはバックスタイル。首元にもVガゼットがある、いわゆる「両Vガゼット」です。
ところで、この両Vの仕様は、多くのアメカジファンにとって喜ばれる人気のディテールですが、私個人の感想としては正直に言いまして好きではありません。
前Vは欲しいのですが、首の後ろのVガゼットってバックスタイルのルックスを崩してしまっている気がして、むしろ苦手です。
袖はセットインスリーブと呼ばれる、ボディに対して垂直に袖を縫いつける仕様。
縫いつけは四本針仕様。
これにより、縫い目が滑らかで、肌にストレスをかけません。
ちなみに他の定番のLot 403 / Lot 404 は、よりクラシカルな「二本針」で縫製されています。
そっちの方がヴィンテージっぽい荒々しさが再現されています。
セットインで取り付けられた脇は、脇下までその四本針が走っています。
生地はふっくらとした柔らかいスウェット字。
チャンピオンのヘビーウェイトなハリのあるスウェットに慣れていると、違和感を持つほどに軽い着心地に驚きます。
内側は起毛仕立て。
とても柔らかい起毛で快適です。
首のリブも伸びの良い柔らかいリブが使われています。
この首のリブを硬めの素材で頑丈に作っているレプリカ系スウェットは数多くありますし、そういう「頑丈」さがアメカジファンにとって魅力的なディテールでもあるのですが、毎日着る上で着心地に良さって大事だなぁ、とこのLot 401を毎日着用していて感じます。
Lot 401 / Lot 403 / Lot 404 どれを選ぶ? おすすめの選び方とは?
さて、このようにウエアハウスには定番と呼ばれるスウェットとしてLot 401 / Lot 403 / Lot 404 があり、それぞれボディの縫製仕様やパターンが若干違う訳ですが、
ウエアハウスのスウェットの購入を検討されている方は必ず「どれを選べば良いのか」という悩みを持つことでしょう。
そこで私が思う、それぞれの縫製仕様以外の部分の感覚の部分をお伝えします。
モデル選びのご参考にしていただければと思います。
腕/肩まわり | 首周り | 肩幅 | おすすめの用途 | シルエットの雰囲気 | |
Lot 401 | ゆとりあり | ゆとり | 広い | 一着でコーディネート | ベーシック、ゆとりある大人 |
Lot 403 | 中間 | 中間 | 狭い | どっちでも | 中間、若干腕細めに見える印象 |
Lot 404 | ピッタリでゆとりなし | 狭い | 無い(ラグラン) | デニムジャケットのインナー | スポーツマン |
今回、私がLot 401を選んだ理由。
スウェット1枚で気軽にコーディネートしたいと思っていたので、ベーシックなパターンの401を選びました。
また、ヴィンテージを再現するレプリカブランドのスウェットに多いのですが、首がキツくて着心地にも影響してしまうもの、結構あります。
その点、このLot 401の首元のゆとりは、私の好みでした。
こいつなら時代を選ばず、長く快適に着用出来るはず。
これら3種に関して、ルックス的な違いや、同じサイズ(40)ごとに各所の計測数値を分かりやすくまとめて見ましたので、こちらもご参考にしてみてください。
サイズ選び
ウエアハウスのスウェットの中でどのモデルを選ぶかが決まったあとは、もう一つ悩ましい問題が出てきます。
後述しますが、スウェットは洗濯後の縮みが出てきますので、若干余裕あるサイズセレクトが良いでしょう。
170cm / 70kg の、普段はLサイズを着用している私ですが、このスウェットは44 = XLをチョイス。
これが大正解。
ジャストサイズでは出来なかった、実にスウェットらしい着回しが出来るようになり、とてつもなくコーディネートの幅が広がりました。
また無地だからこその、汎用性の高さも魅力です。
最近、自宅で良く穿いているフランス軍のM-47と合わせて、よく着用しています。
これがジャストサイズだとボトムスを選ぶし、またカレッジ系などのプリントが入っていれば、写真のようにミリタリー系と合わせると違和感が出てしまったと思います。
フランス軍/M-47はかなり太めのシルエット、いわゆる「超ドカンストレート」なのですが、このようにひと癖あるミリタリーアイテムも、シンプルで大きめのスウェットを着用するだけで一気にバランスが取れてしまいます。
そんなことですから、ついつい自宅内で長らく眠らせていた様々なヴィンテージパンツを引っ張り出してきては、このスウェットとのコーディネートを楽しんでいます。
このスミクロのLot 401。
購入価格は1万円ちょいでしたが、このフランスM-47を初めとした様々なヴィンテージボトムスの活躍の機会を増やし、着る楽しみを思い出させてくれた、まさにプライスレスな存在になりました。
洗濯による縮みの実態
スウェットは洗濯で縮む
さて、これはウエアハウスのスウェットに限らないのですが、特にヴィンテージの再現系のコットン100%スウェットを購入する際に気をつけなければいけないのは、その縮みです。
ジーンズなどのデニムがノンウォッシュとウォッシュ後では大きく縮むことは既に広く知られたことですが、スウェットの縮みは意外にノーケアな方が多かったりする点。
「縮むって言っても、ちょっとだけでしょ?」
と勝手に決めつけてはいけません。
一つ例をお見せしましょう。
下の写真は私のチャンピオンのスウェット2枚。
ともに、Large(42-44)サイズです。
手前は60年代のヴィンテージでコットン100%、後ろは90年台のコットン+ポリのリバースウィーブ。
どちらも着倒した古着なのですが、手前は着丈で5cm以上も縮んでいます。
言っておきますが、後ろ側のリバースウィーブもすでに縮んだ状態です。
つまり、正確に言えば縮みの大きさに5cmも差が出るという、扱いによっては恐ろしい代物だったりします。
まぁ、これはヴィンテージで年代も素材も違う極端な例ですが、レプリカ系ブランドのスウェットでも購入当初はピッタリサイズだったのに、洗濯したら脇や腕周りが小さく感じるようになった、快適ではなくなった。。。という例はたくさんあります。
皆さんもそんな経験、あるのでは無いでしょうか。
ということで、今回このウエアハウス Lot : 401 を通常の洗濯(洗濯機+外干し)でどれくらい縮むのか、レポートします。
ウエアハウス スウェット Lot 401 “洗濯前”
今回の調査対象であるLot : 401のsize 44です。
まずは購入時=洗濯前の平置き計測数値から。
首リブ下から裾までの着丈=65cm。
脇下の身幅=59cm
袖丈=57cm
スウェットのカッコ良さは、首周りにあり=17cm
さて、これらが洗濯後、どうなるでしょうか?
ウエアハウス スウェット Lot 401 “洗濯後”
通常の洗剤による洗濯です。
首リブ下から裾までの着丈=62cm。
-3cm。
脇下の身幅=58cm
-1cm
袖丈=55cm
-2cm
首周り=18cm
+1cm
おそらく乾燥させるためのハンガー釣りで伸びたのかと思います。
洗濯前後の比較と、サイズ選びのポイント
それでは、改めて洗濯前後のサイズを比較してみましょう。
着丈 | 身幅 | 袖丈 | 首周り | |
洗濯前 | 65cm | 59cm | 57cm | 19cm |
洗濯後 | 62cm | 58cm | 55cm | 18cm |
このように、袖と着丈がおおよそ1サイズ分、横幅は若干、縮む結果となりました。
身幅よりも丈(着丈/袖丈)の方がスウェットのスタイルを決める重要要素ですから、ネットで購入する場合、ノンウォッシュのサイズ表記をみて、自分が思うベストサイズのものから1サイズ大き目をチョイスするのが良いでしょう。
ただ、もし乾燥機をかけるとさらに縮みが出る可能性がありますので、場合よっては2サイズアップも許容範囲と言えるかもしれません。
このサイズの縮みはLot 403 / Lot 404もほぼ、同等に発生しますので、ウエアハウスのスウェットを検討されている方は、ぜひサイズ選びの参考にしてみてください。
本日のまとめ
という訳で、本日はウエアハウスの定番スウェット Lot:401のレビューでした。
ウエアハウスはこれら3つの定番スウェットは、無地のものであれば全て12,000円(+税)で販売しています。
それでいて、一生もの。
コスパは抜群です。
もしウエアハウスのスウェットをまだ体験されて無い方は、この記事を参考に、ぜひお試しください。
Youtube
本日の内容を動画にまとめました。
よろしければ、ご覧ください。
本日もご一読、ありがとうございました。
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