1890年。
Levi’sのジーンズ「501」の品番が誕生した年。
そして、
アメリカ大陸の全て土地が開拓し終わり、
困難に打ち勝つとか、自由の精神を意味する「フロンティアスピリット」という言葉の元となる「開拓時代」の終了が告げられた年。
そんな輝かしく讃えられる時代の影で、触れられない歴史。
1890年。
「ウンデッド・ニー」の虐殺により、長きに渡る白人とネイティブアメリカンとのインディアン戦争が終結した年。
アメリカ大陸にやってきた元ヨーロッパ人による強奪と虐殺により、元々1000万人いたネイティブアメリカンの95%が死に絶えてしまった年。
ネイティブアメリカンにとって、外の大陸からやってきた侵略者に全てが奪われてしまった年。
開拓と、侵略・迫害・虐殺は、表裏一体。
もし、自分の家族を殺した行為を正当化し、美化されたら、どんな気持ちになるだろう。
「日本ではアメリカのフロンティアスピリットや開拓時代のイメージってかっこいい」と思う人が多いことを、
今もアメリカで暮らすネイティブアメリカンの子孫たちが聞いたら、どんな気持ちになるだろう。
アメカジが好きな方は、この歴史の光と影を知っておいて、損はないのです。
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