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セルビッチ(セルヴィッチ)
セルビッチ(セルヴィッチ)の概要
読み: せるびっち(せるゔぃっち) / 英語名: Selvedge
デニム生地の両端の、白のほつれ止め処理の部分のことをセルビッチと呼ぶ。
日本では「ミミ」と呼ばれることもある。
このセルビッチ部分は、その裁断の都合上から、通常はジーンズのアウトシームの部分に使われる。
リーバイスのヴィンテージの場合はこのほつれ止めの部分に赤い1本の糸を通していたため、「赤耳」と呼ばれるのは有名。
なお、セルビッチとはセルフエッジ(self-edge)の略語である。
このように、デニムの端のほつれ止めを指す言葉であるが、現在では混同され「セルビッチを持つデニム生地のこと」=セルビッチ、と言う意味合いで使われることも多い。
このセルビッチは全てのデニム生地にある訳ではなく、昔ながらの非効率な旧式の織り機(旧式力織機)で生産される生地で現れる。
旧式力織機で織られたデニム生地は、今のように技術が発達していない時代のザラつきと風合いを持ち、味のある良い色落ちをすることから、
このセルビッチが付いていること=旧式力織機で織られたデニム=良い色落ちがするデニム、として判別されることが多い。
なお、このセルビッチにも「平織り」「綾織」など、いくつかの種類がある。
一般的に「綾織」の方がセルビッチ部分に厚みが出て、それがジーンズのアウトシームの経年変化に良い影響を与えることから、ジーンズファンに好まれる傾向にある。
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